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モータースポーツを一般向けにしたいとハミルトン

Jim
2019年11月25日 « ザントフォールトのバンク角はインディアナポリスの倍に | Honda、2021年もレッドブル、トロ・ロッソと共に参戦 »
© NELSON ALMEIDA / AFP
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メルセデスのルイス・ハミルトンは恵まれない環境から躍進を目指す若者たちにとってモーターレースがますます難しくなっていると感じているようだ。

ハミルトンはしばしば、イギリス・スティーブニッジの公営住宅で暮らす貧しい生活から、83回のグランプリ優勝、6度の世界王者に輝くなどF1史上2番目に成功を収めたドライバーとして大金を得るようになった自らの物語について口にする。

2007年にF1デビューを果たしたハミルトンは自分がモータースポーツ最高峰の舞台に上がったときに比べると機会が少なくなっていると語った。

『BBC』の『Graham Norton Show(グラハム・ノートン・ショー)』で「かなり悪化している。最初の数年は父が2万ポンド(約280万円)くらいかけていて、何度も何度も家を抵当に入れていた。でも今はものすごく高くなっているから、良くなろうとする労働者階級の家族はほとんどいないか、あるいはまったくいない。何もかもが金持ちのやることで、裕福な家族の話になっている」と話したハミルトン。

「僕はFIAやF1と一緒に取り組んでいきたいと思っている。彼らはもっと、そうだね、返す、と言おうかな、それができると思うし、こんなに高くなくていいとも思う。もっと広くしたいんだ」

「サッカーやテニスを見てみれば市民レベルでしょ。友達に、F1まで本当にあと少しまでいったのに、金持ちの子供に飛び越されてしまい、彼のチャンスがなくなってしまった人を知っている。だから、どうにかして基本に戻したいんだ」

また、ハミルトンは番組に出演した機会を生かして父であり元マネジャーだったアンソニーの必要性について訴えた。

「僕は錆びた古いゴーカートを使っていて、5桁で新聞社から買ったものだった。曲がっていたし、錆びてもいた。ライハウスで初めてのレースに行ったら、みんなが見ていくんだ。でも、父はいつも、コース上で語れと言っていた。だから、そうしてきた。最初の数レースで勝ったと思うんだけど、ものすごく気に入ってしまったんだ。そうしたら父が、学校で必死にがんばるのなら、レースを続けられるように何だってやってやるって言ってくれた」

「父は4つの仕事を掛け持ちしながら、マシンに燃料を入れるため、新しいタイヤを買うために、お金になることなら何だってやってくれた。学校から家に帰って、僕はいつでも行けるよと言うんだけど、父から今週末はお金がないから、次のレースまでには参加できるだけのお金を用意できると思うと言われることが何度もあった」

「父はホンモノのヒーローだ。僕はスポットライトを浴びている1人にすぎない。でも、父がこれまでの仕事をしてくれていなければ、あるいは、僕が13歳のときにロン・デニスとの契約にこぎつけられていなければ、今、僕はこうして皆さんの前にいることはなかったし、なにか別のことをやっていただろう」

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