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戴冠祝福のメッセージに感動するハミルトン

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2019年11月15日 « F1現役ベストドライバーはフェルスタッペンだとアロンソ | 言いたい人には言わせておけばいいとベッテル »
© CARL DE SOUZA / AFP
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新たに戴冠した6度のワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトンがブラジルGPで使う1回限りの特別ヘルメットを公開した。子ども時代の彼のヒーローだったアイルトン・セナに敬意を表すものだ。ブラジル人ドライバーのセナは3度のワールドタイトルを獲得後、1994年のサンマリノGPで事故によりこの世を去った。

ハミルトンのヘルメットにはトップにブラジル国旗がデザインされ、そこに彼のロゴとレースナンバーがきらびやかに配置されている。

「ブラジルGPではだいたいいつもアイルトンのための新しいヘルメットを用意している」と14日(木)にサンパウロでハミルトンは語った。「彼への敬意を示すものだ――それと、今はブラジル人ドライバーもいないし、この国がどれほどアイルトンのことを思っているかも知っているから、いいかなと思ってね。彼らに僕のヘルメットは見えないかもしれないけど、毎年続けたいなと思っているんだ。彼は今の僕がしていることを始めるきっかけを作ってくれた人物だしね」

F1初の黒人ドライバーであるハミルトンは、しばしばイギリスの労働者階級出身の自分にとって、モーターレースのはしごを登っていく際にも、憧れのセナの存在が大きな意味を持っていたと口にしている。

「スーパーマンだよ――彼は僕の一番好きなスーパーヒーロー。あんなスーパーマンになりたかったんだ。僕はアイルトンのしていることを見て、彼の生き方を見ていた。スティーブニッジで絶えずいじめに直面していた1人の少年だった僕にとって、独り立ちし、自分の信念を貫く人を見るのは素晴らしいことだった」

「絶対に諦めない彼の姿勢。彼のアグレッシブなドライビングスタイル。その純粋なスキルは敬服するもので、それが僕に刺激を与えた。彼のレガシーは今も残っている。全ての時代を通して最も優れたドライバーの1人と呼ばれている。彼は国全体を動かしたんだ――他にそんなドライバーは思い浮かばない。ファンジオならそう言えるかな。ダイアナ元皇太子妃が亡くなった時にどれほど多くの人々が葬儀を訪れたか見ただろう。アイルトンが亡くなった時のブラジルも同じだった。国にとって巨大な影響を持ち、また世界にも大きな影響を与えた出来事だった」

ハミルトンはまた、6度目のタイトルを決めてから受け取った祝福のコメントに感謝の言葉を述べている。近代では2番目に多くの成功を収めたドライバーであるフェラーリのセバスチャン・ベッテルはUS GPのレース後、すぐにハミルトンを探して会いに来た。

だが、賛辞を送ったのはベッテルだけではない。マクラーレンの古いチームメイトでライバルでもあったフェルナンド・アロンソからも祝福のメッセージが届いたとハミルトンは打ち明けている。2007年に当時ルーキーだったハミルトンがマクラーレンでアロンソと激しく対立したのは有名であり、以来両者のキャリアは切り離せないものとなってきた。

「僕は周りの評価に動かされているわけじゃないけど、他のドライバー、特にセブ(ベッテル)のようにその能力を尊敬してやまない人から評価されるのはすごく光栄だよ。長年にわたってその力についてコメントし、信じ、絶えず成長し続ける関係を築いてきたんだ。そういう彼らが時間を割き、敬意を示してくれるなんて感動的だ」

「僕たち20人のドライバーは特に、この仕事がどれだけ大変か分かっているし、毎年一貫して勝ち続ける大変さを分かっているのはその中の数人だけだ。セブはその1人だから、本当にすごいことだよ」

「フェルナンドからもメールが届いた。それにもかなり感動したね。本当にありがたかった。僕らは長年にわたって嵐のような経験を一緒にしてきた。僕は本当に心から、彼の達成したことと彼の能力には敬意を抱いていたし、マクラーレンにいた時の成長にも感心していた」

マクラーレンの元代表で、ハミルトンに初めてプロとしての契約を与えたロン・デニスもまたかつての教え子にコンタクトを取ったという。

「ロンからのメールを見た時は、本当に感極まった」とハミルトンは述べた。「彼に会ったのは僕が10歳の時。父以外は誰も気付かなかった何かを彼は見いだしてくれたんだ」

「彼は僕に力を示す機会を与えてくれて、学び、成長する次回を与えてくれた。彼なしでは、まずF1にはたどり着けなかっただろう。資金不足で脱落していただろうし、僕より支援金を多く持つ人たちにどんどん追い抜かれていただろう」

「だから、ロンには永遠に感謝するし、彼への愛はずっと変わらない。少しでも誇りのようなものを感じてもらえたらうれしいよ。とても誇りに思うよって言ってくれたんだ。だから、これはほかの多くの人たちと同様に彼のおかげでもあるんだって思いを共有して感じてもらえたらうれしい」

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