Mercedes

/ News

  • メルセデス

フェラーリのアドバンテージを語るウォルフ

Jim
2019年9月4日 « ロズベルグ、スパのベッテルは「バリチェロのよう」 | バトルはおとがめなしで後半戦が幕開け »
© Dan Istitene/Getty Images
拡大

ベルギーGPでフェラーリエンジンが抜きん出ていることが証明され、ライバルメーカーはフェラーリのパワーアドバンテージを懸念し始めている。

この2年、フェラーリ製V6ターボハイブリッドはメルセデスを抜いてF1トップのパワーユニットとなっている。2018年を通した開発によってフェラーリは大幅なアドバンテージを手に入れており、今年のエンジン開発でもさらにそれを拡大しているようだ。

非常に効果的な空力パッケージと相まって、フェラーリはスパ・フランコルシャン・サーキットのストレートでライバルのメルセデスよりも時速15kmほど速く、マシンの持つ直線速度のアドバンテージがシャルル・ルクレールのキャリア初勝利を支えたと言える。

さらに、フェラーリのアドバンテージは5月のスペインGPで投入したフェーズ2のパワーユニットを使っていたこと。かたや、メルセデスはスパで初投入したフェーズ3の新エンジンを搭載していたのだ。ベルギーGP週末はセルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)が金曜フリー走行中に、ロバート・クビサ(ウィリアムズ)が予選中にエンジントラブルに見舞われ、カスタマーチームに供給した2基のメルセデスエンジンが故障している。

メルセデスを率いるクリスチャン・トト・ウォルフはチームの苦境を、ターボハイブリッド時代に突入した頃、ルノーエンジンのパワー不足と信頼性不足に悩まされていたレッドブルと比較して次のように語った。

「今は2014年と2015年にストレートで後れを取っていたレッドブルがどう感じていたかが少し分かる気がする。良い週末とは言えない」

「フェーズ3のパワーユニットを投入し、チェコ(ペレス)とロバートのマシンに乗せた2基が故障したが、まだ理解はしていない」

「大きく妥協を強いられることはなかったが、わずかにはあった。レースでは(エンジンモードなどに関して)いかなるリスクも冒していないものの、故障はそれぞれ異なっているようだったので落ち着ける状態でないことは間違いなく、まだ分析も理解もされていない」

レッドブルは今年からHonda製パワーユニットに切り替えており、チーム代表のクリスチャン・ホーナーはフェラーリに次ぐ位置にメルセデス、Honda、ルノーのパワーユニットが並んでいると述べている。

「今現在、パワーユニット開発においてはフェラーリがベンチマークだ。彼らは本当に素晴らしい仕事をしているし、彼らの直線速度は見事だ。とても感銘を受けた。とりわけ土曜日がすごかった」

「ただ、その後ろにいるメルセデス、Honda、ルノーのグループはようやくパフォーマンス面でいくらか収束してきたように思う」

F1カレンダーにおいて、エンジンパワーが最もラップタイムに影響すると言われる今週末のイタリアGPではフェラーリのアドバンテージがさらに大きくなる可能性が高い。特に、スパでカスタマーチームに供給したフェーズ3パワーユニットをフェラーリがモンツァで投入すると見られていることから、ウォルフはメルセデスがモンツァで変化を遂げる術はないと語っている。

「ここからの5日間で時速15kmを見いだせるとは思わない。ただ、それはしょうがないことで、不満は言えない」

「モンツァにはやれるだけのことをやって備えなければならない。われわれに適したコースではないと分かっている。フェラーリ向きだが、われわれはただベストを尽くすだけだ」

「ハイパワーサーキットであれ、日曜日にはもっと近づけると思うので、モンツァのレースで勝てるようにするには、やるべきことを全力でやるしかない」

© ESPN Sports Media Ltd.