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ハミルトンの50秒ストップをチームが説明

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2019年7月31日 « ペナルティポイントの加算者はなし | レーシング・ポイント残留の最終仕上げに入ったペレス »
© Mark Thompson/Getty Images
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ルイス・ハミルトンのドイツGP中のピットストップに50秒以上の時間がかかった理由についてメルセデスが状況を説明した。

予選で1-2を獲得した王者メルセデスだったが、ホッケンハイムのホームレースはハミルトンが繰り上がりで9位、バルテリ・ボッタスが4番手からクラッシュと散々な結果に終わった。レース29周目までは順調だった。ところが、ハミルトンが最後から2番目のコーナーでクラッシュしてマシンのフロントウイングを壊してしまい、予定外のピットストップのために急きょピットに飛び込んできた。

そこから50秒のカオスが続く。チームはボッタスのタイヤ交換をしようと準備していたのだが、ダメージを負ったハミルトンが入ってくるのを見て、急ぎ対応を迫られた。チームはいったんハミルトンにスリックタイヤを履かせたものの、エンジニアはインターミディエイトが正解と判断。再度タイヤが交換された。

ピットは大混乱に陥り、結果ハミルトンとボッタスはレースのリードを失ったが、トラックサイドエンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは急展開に対応する時間がほとんどなかったと述べている。

「ルイスが入ってきた時はとんでもないカオス状態だった。ピットはバルテリを受け入れる準備をしていた」と彼は説明した。「その彼はステイアウトすることを決めたが、同時にルイスがコースオフし、ウオールに当たってフロントウイングを壊したため、彼が入ってきたんだ」

「入ってくるのは見えたが、違うタイヤをガレージから出すためには少し時間がかかる。それに加えてノーズが壊れており、通常のジャッキでマシンをリフトしてしまうと交換ができないので、違うキットを出さなくてはならなかった」

「だいぶ混乱していたのは見て取れただろう。まずタイヤを交換するドライバーが(ボッタスからハミルトンに)変わり、そのタイヤスペックもソフトからインターミディエイトへと変更したため、あれほどカオティックな状況で指令を通すことは非常に難しかった」

「決して美しくなかったのは分かっている。だが、ピットの者たちはそれに対応して非常に良い仕事をしてくれたんだ。少なくとも正しいタイヤを正しいマシンに装着することはできた。あのような状況は極めて困難であり、リハーサルできるものではない。通常のプラクティスで想定していることではないんだ。それでも、われわれが今後強化すべき部分を教えてくれる出来事ではあった」

戦略ミスの結果、メルセデスの2台はずるずるとポジションを落とし、レースの最終スティントで2台ともターン1でスピンを喫した。ハミルトンはどうにかバリアの餌食になることを回避したが、ボッタスはマシンのフロント部分が刺さってしまい、そこでレースを終えた。

「見ての通り、2台ともターン1でスピンしている」とショブリンは述べた。「それには2つの理由がある。1つはあのコンディションに対してバランスがややオーバーステア気味だったこと。週末を通してああした低温でダンプコンディションの走行をしていなかったため、調整が不十分だった」

「さらに、ドライラインとダンプパッチが混在していて、彼らはそこにホイールを乗せてしまい、多くのグリップを失ったことがスピンを誘発した」

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