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リタイアを望んでいたハミルトン

Jim
2019年7月30日 « ルノーのトラックがハンガリーで事故 | メルセデスが新たな取締役を発表 »
© Mark Thompson/Getty Images
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ドイツGP決勝レース中に発せられた過去に聞いたことのないメッセージで、レース終盤にターン1でスピンを喫したルイス・ハミルトンがリタイアしたがっていたことが明らかになった。

29周目にバリアと接触したことでマシンにダメージを受け、同時にラップリーダーの座も失ったハミルトンは64周で争われたレースの53周目にターン1でスピンを喫し、12番手から13番手に後退。高速状態でスピンしたため、タイヤが損傷しており、担当レースエンジニアのピーター・ボニントンはピットインを告げたが、これに対してハミルトンはリタイアすることを議論していた。

ボニントンが「オッケー、ルイス。ボックスだ、戻って新しいソフトタイヤを履こう。フラップのアジャストが必要なら教えてくれ」と伝えると、ハミルトンはこう返している。

「マシンをリタイアさせる」

しかしながら、ボニントンは「ダメだ、ルイス、それはない。チャンスは常にある」と返答。

53周目にピットストップしたハミルトンは当時レースを続けていた15台の最後尾でコース復帰したが、最終的には11位まで巻き返してチェッカーフラッグを受けている。さらに、レース後、キミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィのアルファロメオ・レーシング勢がペナルティを受けて降格した結果、ハミルトンの最終リザルトは9位となった。同じメルセデスを駆るバルテリ・ボッタスがリタイアを喫していたことから、2点を獲得したハミルトンはチャンピオンシップのリードを広げることに成功している。

ハミルトンはドイツGP週末にインフルエンザに似た症状で体調を崩しており、後に今回のレースを振り返って「たぶん、ものすごく久々に経験する最悪の1日だった」とコメントした。

また、メルセデスを率いるクリスチャン・トト・ウォルフは隠されていたハミルトンの病状について、ほとんどの人ならばレースをしていなかっただろうと示唆した。

「彼は体調が悪かったと思う。週末中ずっと体調がすぐれなかったが、レースではとりあえず大丈夫な位置につけるようにベストを尽くしたと思ってる。われわれの多くはあの状態でレースカーに乗ろうなど思わないのに、彼はそれをやった。今日は調子が良くなっていた」

「何日も病気だったので、おそらく体的にはベストな状態にはならないだろう。それでも、彼はプッシュしようとしていたし、そのことは認めなければならない」

レースを終えた28日(日)夜、ハミルトンは連戦で迎えるハンガリーGPに向けて、モナコの自宅で休養すると明かしていた。

「これから数日の予定をすべてキャンセルしたから、数日間は家でとにかく寝て、この病を退治することになるだろう。あまり大幅な回復はしていないけど、数日でなんとなればと願っている」

「僕は絶好調とか超健康体でマシンに乗ることがそれほど重要だとは思っていないから、とにかく、次のレースに出られるくらいの体調になれるようにする」

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