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ハミルトン、直前のトラブルを乗り越えて優勝

Me / Jim
2019年6月10日 « 土壇場でポイントをもぎ取ったクビアト | 地元レースでの入賞を喜ぶストロール »
© Dan Mullan/Getty Images
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現地9日(日)に開催されたシーズン第7戦カナダGP決勝レースでメルセデスのルイス・ハミルトンが優勝を遂げ、バルテリ・ボッタスは4位でゴールした。

レースはポールシッターのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が先頭でゴールするも、終盤にコースオフを喫して復帰する際に安全性に欠けたとして5秒のタイムペナルティを受けており、ゴール直後に処分が反映された結果、ハミルトンの優勝となった。

ルイス・ハミルトン

「本当に、本当に感謝している。金曜日にクラッシュしてしまったから不利な状況だったし、今朝はエンジントラブルがあったんだ。チームのみんながすごく頑張って、素晴らしい仕事をして直してくれた。だから、どうしても走らなきゃならなかった。僕は彼らのためにドライブし、彼らのために最高のリザルトを取りたかったんだ。ここでは前のクルマに続いて走るのは簡単じゃないから、セバスチャン(ベッテル/フェラーリ)にプレッシャーをかけてミスを誘えないかなと思っていたんだ。すると彼はミスをした。それでも僕はコース上で彼を抜いて正当な方法で勝ちたかったから、ゴールまで戦っていたけど、タイヤはもうなくなってしまっていた。フェラーリは今週末、素晴らしい仕事をしたよ。彼らはストレートですごく速かったし、セバスチャンは素晴らしいレースをした。彼らについていくために全力を使い果たしたよ。最高の気分ではないし、こういう形でレースに勝つのは僕の本意じゃないんだ。でも、今日はチームに誇らしく思ってもらいたくて全身全霊でドライブした。その目標は達成できたと思う」

バルテリ・ボッタス

「昨日の予選で痛いミスをしてしまい、それで今日はすごく難しくなってしまった。最初のうちはレッドブルとルノー勢を抜くのに苦戦した。前のクルマに近づくたびに、エンジンとブレーキ温度が限界に近づいてしまうから、リフト&コーストをたくさんしなければならず、アタックするのが難しかった。ようやく彼らをパスした頃には、表彰台を争うにはタイムを失い過ぎていた。フリーエアになってからはクルマのペースが良かったから、最後にもう一回ピットストップして、フレッシュタイヤで最速ラップを争うことにした。ファステストラップの1ポイントを取れて良かったけど、結局僕は、昨日の予選でレースを失っていたことになる。フランスでもタフなバトルになりそうだ。ロングストレートのあるサーキットだから、フェラーリはまた速いだろうけど、戦いを楽しみにしているよ」

クリスチャン・トト・ウォルフ(チーム代表兼CEO)

「われわれにとっては厄介な週末で、レースの締めくくりまでトリッキーな形だった。スチュワードがセバスチャンとルイスのインシデントを審議したのだから、私はそれを尊重すべきだと思っている。時に裁定は自分の意に反するものとなるし、時に有利に働くこともある。今回のような裁定は決して白黒つくものでなく、各々が異なる見解を持っていると思うし、当然、私はそれを尊重する。今年一番の難しい週末だった。金曜日にはバルテリのマシンに燃料圧の問題があり、今朝はルイスのマシンにハイドロリック漏れが発生してしまい、ほぼマシン全体を再建しなければならなかったので、今週末はかなりのチャレンジを乗り越えなければならなかった。レースに出走できるのかさえ確証がなく、完走できるかどうかもまったく分からなかったのだ。ただ、これらすべては舞台裏で起きており、競争力を発揮できるように、今週末も本当に信じられないほどの努力を講じてくれたチームをただただ祝したい。そして、もちろん、最高のドライブで最後は勝利をものにしたルイスにもお祝いを言いたい。バルテリはもう少し厄介な1日となり、6番手スタートでオーバーヒートの問題があった。彼のレースは昨日の予選で失われていたので、4位フィニッシュとファステストラップで1点を追加できたことでダメージを最小限に抑えられた」

ジェームス・アリソン(テクニカルディレクター)

「今日の暑さの中で力強いレースを披露した2人のドライバーのみならず、チーム全体にとっても暑くてハードな難しい1日となった。今朝はルイスのマシンにハイドロリック漏れがあり、さまざまな作業を強いられたので、レースに向けたマシンの準備はまったくもって簡単ではなかった。メカニックが見事な仕事ですべてを用意し、間に合わせてくれたのだ。とても強力なスタートを切ったレース週末だったものの、われわれのレースはとてもタフだった。バルテリは非常にしっかりと前進し、フリーエアを得て好ペースを発揮していたものの、前方にいたとても速さのあるルノー勢の追い抜きを成功させるのはまた別の話だ。最終的には達成され、4位を手に入れるために良い走りを見せてくれた。ルイスはしばらくぶりに最もハードなレースを強いられ、猛チャージをかけるセバスチャンを追いかけ続けるため、マシンのあらゆる力を絞り出さなければならなかった。ペナルティが発令されるに至ったインシデントはルイスが彼に対してかけていたプレッシャーの結果だと言えるので、今回の優勝からいくらかの満足感は得られるものの、ふさわしい勝利でありながらも物議を醸す状況を考えると、こういった形で勝利しても、どうしても心からの喜びとはいかない。とはいえ、今日のルイスは本当に素晴らしい走りだったし、彼はその努力の成果を得たに過ぎない」

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