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F1の現状は「メルセデスのせいではない」とハミルトン

Jim
2019年5月14日 « 接触した一件は解決したと主張するシュタイナー | WWEのスター、セザーロがトロ・ロッソに乗り込む・・・! »
© Pau Barrena / AFP
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ルイス・ハミルトンは2019年シーズンが一強スタートになったことでメルセデスが責められる道理はないと主張する。

スペインGPで優勝したハミルトンはメルセデスの5戦連続1-2フィニッシュに一役買っており、フェラーリが2チーム間の競争に持ち込めるとの考えにあらたなダメージを食らわせた。プレシーズンテストでフェラーリが見せたパフォーマンスは跳ね馬の競争力を示唆していたが、いざ開幕してみれば状況は異なり、すでに開発レースでメルセデスに後れを取っている。

この数年、メルセデスがシーズン序盤のうちにリードを取り、フェラーリとレッドブルがギャップを縮めていく流れがトレンドになっており、1-2フィニッシュの回数は次の通りだ。

2014年:11回
2015年:12回
2016年:8回
2017年:4回
2018年:4回
2019年:5回(21戦中5戦終了時点)

フェラーリが劇的なカムバックを遂げない限り、メルセデスが6連続コンストラクターズ選手権制覇を達成する可能性は高く、2014年にV6ターボエンジンが採用されて以降のメルセデス支配が続くことになる。

ハミルトンはメルセデスが優位を誇る近年を通して、勝利を楽しむ一方でライバル勢からの競争を求めていると言い続けている。キャリア通算76勝目を達成した今もその思いに変化はないようで、ハミルトンは「集中を保つのはかなり簡単。他のチームと対決して競争しているときほど楽しくはないけどね。F1とはそういうところのはずなんだ」とコメント。

「一流の戦いを披露する他のチームと対決したり、他に2人の競争相手がいたりすれば、歯車が狂うことがあるでしょ。そうじゃなければ、競争という意味で興奮は少ないし、チーム内で戦っているような感じだから・・・。F1の姿とは言えない。でも、今はそうなっているし、過去もそういうことがあったけど、だからといって僕らのせいじゃない。(メルセデスで働いている)みんなは自分たちの仕事を全うしているんだ」

メルセデスが21戦すべてに勝てると思うかと聞かれたハミルトンは「どうだろうね? もちろん、僕たちは序盤5戦に勝てるなんてシーズンに挑むときには予想もしていなかったし、それ自体はみんなにとって本当に励みになっている」と返答。

「みんなが今も必死にプッシュしているし、それは本当に素晴らしいことだと思う。最高の集団だよ。でも、エンジニアの中に自信過剰になっている人は誰もいない。僕らは自分たちにできる改善について話し合っているし、どうやってマシンを良くしていくかを話し合っている。建設的な批判なんて気にしていない。個人として受けるべきものではない。最強のチームがいるだけだと思うし、そこを打ち崩すのが難しいんだろうと思う」

一方、メルセデスを率いるクリスチャン・トト・ウォルフはファンがメルセデスのスタートダッシュに懸念を抱いていることに理解を示しつつも、できる時に最大の結果を得ることに集中しているだけだと主張した。

「初めて受けた質問ではないが、私は今、気まずい立場にある。いや、実際に気まずい立場にいるわけではない。極めて明白な立場にいる。なぜなら、われわれはできる限りのパフォーマンスを発揮しようとしているのだから」

「われわれはベンチマークをプッシュし、変化をもたらそうとプッシュしている。毎日、毎年、グループとしてより良くなろうとしている。冬季中の苦悩から力を合わせてやってきたから、チームにとって、グループにとってはとてつもなく満足できること。私は個人的にそう思っている」

「ただ、その一方で、メルセデスの立場やどのグループからも離れた視点で考えると、当然、ファンとしてはばらつきや予測不能な状態を好む。(チャンピオンズリーグで)リバプールがあれほど強力なカムバックを見せたこと、スパーズ(トッテナム・ホットスパーの通称)のあらゆる予想を覆す活躍を誰もが楽しんだ。膝にノートパソコンを置いてリバプールがバルセロナを打ち破った試合を見ていた」

「ファンや観客の1人として、特定の可変性がスポーツには必要だと思っている。しかし、われわれのいるところは、それがわれわれの課題になることはない。自分たちが水の上を歩いていると本気で考えているとすれば、次の週末には一撃を食らうことになるだろうから、罰当たりだとも思う」

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