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ルクレールに多くの共通点を見いだすハミルトン

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2019年4月26日 « Honda、バクーにアップグレードエンジンを投入 | オーダーに従うかどうかは状況次第とルクレール »
© Will Taylor-Medhurst/Getty Images
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今年、シャルル・ルクレールが置かれている状況にルイス・ハミルトンは共感を覚えると言い、フェルナンド・アロンソとの衝突で有名な自身の2007年のルーキーシーズンと多くの類似点を見いだせると述べた。

ルクレールは今年これまでの3戦全てでチームオーダーを出されている。そのうちの2回は従ったが、バーレーンGPではフェラーリのチームメイト、セバスチャン・ベッテルの後ろにあと2周とどまるよう要請されたが、無視した。前回のレース前にフェラーリは、残りのシーズンでフィフティ・フィフティの状況になった場合、引き続きルクレールよりも4度のワールドチャンピオンの方を優先すると宣言している。

シーズン前からすでにベッテルとルクレールのパートナーシップが2007年のハミルトンとアロンソのカーボンコピーになるのではないかという予想は多かった。その当時、ハミルトンは才能を高く評価される若手ドライバーで、アロンソは2度のタイトルを手にした現役ワールドチャンピオンだった。2人のライバル関係がこじれたことでマクラーレンは結局チャンピオンシップの可能性を失ってしまい、力の拮抗(きっこう)するチームメイト同士の扱い方としてあしき先例を残した。

ハミルトンがルクレールのことを高く評価しているのはこれまでの発言からすでに明白だ。非運によって彼がバーレーンで勝利を否定されてしまった際にはしきりに励ましの言葉をかけており、自身の2007年経験が役に立つのではないかという。

「もちろん、彼の方があの頃の僕より1、2歳若いはずだ。でも、きっと参考になると思う」と彼は述べた。「僕もできるだけ早くF1に行きたいと思っていたし、実際に行ってからはできるだけ早く勝ちたくて、自分が戦っているチャンピオンを倒したくて仕方なかった」

「だから本当によく似ているよ。シャルルを見ていると、まるで自分を見ているような気分になる。彼はここまで素晴らしい仕事をしている。フェラーリのような巨大なチームでは周囲の期待もすごく高いはずだけど、彼はめちゃくちゃいいドライビングをしている。だから、今していることを続けるだけでいい・・・いつかその時はやってくるから」

ハミルトンもこれまでのシーズンでチームオーダーの恩恵を受けたことはあるが、他のワールドチャンピオンたちが過去に要求したような優先的待遇を自らチームに要求したことはない。若きドライバーがピットウオールからの指示で力を抑えなければならない状況がいかにフラストレーションのたまるものであるかを5度のワールドチャンピオンは詳しく説明した。

「レーシングドライバーとしての僕の哲学はずっと、相手が誰であれイコール条件で戦いたいというものだった。そうすることで僕は本当の能力を示せる。僕がF1に来た頃は、チームにナンバーワン待遇を求める複数回のワールドチャンピオンがいて、いくつかのシナリオが考えられる場合、もう1人はナンバー2になってサポート役をしるというのが普通だった」

「それは特権的立場ではあるものの、自分の基本的価値観には反している。だって僕は本質的にレーシングドライバーなんだ。だから、僕にはシャルルの気持ちが理解できる。心の底で彼は自分がベストだと、あるいはベストになるポテンシャルを持っていると信じているはずだ・・・それは光を陰らせてしまうに等しいよ。だからコンペティターとして、レーサーとして、自然と反抗してしまうんだ。彼らはこうしろと言うけど、自分の中の闘争心はその逆を望むんだ」

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