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1,000戦目かどうかは関係ないとハミルトン

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2019年4月12日 « 得意のオーバーテイクにはまだ自信不足のリカルド | ピレリ、タイヤパフォーマンスは「ポジティブ」 »
© Clive Mason/Getty Images
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今週末の中国GPで1,000戦目のマイルストーンを達成することになり、盛り上がっているF1だが、ルイス・ハミルトンはさほど感傷的ではないようだ。

1,000戦目の定義については諸説あるものの、1950年に始まり、正規の世界選手権としてポイントが与えられるレースは確かに1,000回目となる。節目のレースということでF1は大がかりなマーケティング活動を展開しており、何人かのドライバーは週末に特別デザインのヘルメットを使うことになっている。

しかし、現役のワールドチャンピオンであり、2007年のデビューから231戦をスタートし、74勝を挙げているハミルトンにとっては、あまり意味を持たないことだといい、彼はシーズン2勝目を獲得することだけに集中しているという。

「僕は誕生日とか、記念日とかに疎くてね。こういう特別な日を祝うタイプじゃないんだ」と11日(木)の上海で彼は述べた。「僕にとっては他のレースと変わらない。1つの仕事、たった1つの仕事をやり遂げるためにここへ来た。それは勝つことだ。1,000戦目だろうが2,000戦目だろうが、1万戦目だろうが関係ない。僕にとってはどうでもいい数字だよ」

F1は一時、7月のイギリスGPを今週末に移して1,000戦目のレースにすることを検討していた。その舞台であるシルバーストーンは1950年に初めての世界選手権イベントが開催された場所だ。それが実現しなくて良かったとハミルトンは述べた。

「シルバーストーンじゃなくて良かったよ。この時期、イギリスの天候はあまり良くないからね。シルバーストーンでのグランプリは今の位置が好きだ。(テニスの)ウィンブルドンと同じ時期にするのは何でだか分からないし、タイミングがいまいちだと思うけど、ここ数年のシルバーストーンは天気が良かったからね。ファンにとっては素晴らしいことだ」

この日は多くのドライバーが最初に見たF1レースの記憶を振り返っていた。中でも雄弁だったのはハミルトンの最大のライバル、フェラーリのセバスチャン・ベッテルだ。レッドブルで4度のタイトルを獲得した後、ベッテルは2015年にフェラーリに移籍し、2000年代初めに5度のタイトルを獲得した少年時代のヒーロー、ミハエル・シューマッハを追いかけてきた。目標は未達だが、2019年のマシンにはその力がありそうに見える。

「1つだけ選ぶなんて不公平だ。僕の父がF1の大ファンだったんだよ。彼が見ていたから僕も子どもの頃から一緒に見ていた。最初に覚えているのはブラジルでセナが勝った時だな。でも、レースの記憶は少しだけで、彼がレース後にほとんど立てなかったことの方が印象に残っている」

「それからもちろん、マイケル(シューマッハ)だ。マイケルのレースは特にフェラーリに行ってからのものだね。1996年のクルマはあんまり良くなかったけど、彼が最初にフェラーリでドライブしたクルマだった。それから何年もタイトルを取ろうと努力していた。1998年の鈴鹿ではエンジンがブローして失ってしまった。チャンピオンシップを取った2000年も思い出深いな。そういうキーレースはいくつかあるね。でも、僕が"これをやりたい"って思ったのは1つだけ(がきっかけ)じゃないんだ」

今週、元F1最高責任者のバーニー・エクレストンが選手権の未来像について語り、近い将来に電気自動車で戦うフォーミュラEに脅かされるようになるだろうと発言した。現在、F1は2021年からのマシンとエンジンレギュレーションの議論を進めているところであり、どれだけ自動車産業との関連性を持たせるかが以前から争点となっている。

2,000回目のレースを迎えるまで、F1が今の形を保ったまま存在し続けられるだろうかとの質問がハースF1チームのギュンサー・シュタイナー代表にぶつけられた。するとすっかり有名になったジョークで答えが返ってきた。

「とりあえず、2,000回目のレースに私がいないことだけは確かだね! もうここにはいないだろう。分からないよ。難しい質問だ。想像もつかない」

どんな形であれ、シリーズは存在し続けていると思うかと聞かれると彼は答えた。「それはそう思うよ。今のわれわれには2021年にどんなレースをしているかも分からない。ましてや1,000レース後なんて50年ぐらい先の話じゃないか」

「私には分からない。自動車レースは残っていると思う。一般的な移動手段がどうなるかは分からない。ほら、競馬は今でもあるじゃないか。普段馬を使うことはなくなったが、競馬はまだ残っている。だから自動車レースも残ると思う。素晴らしいスポーツだと思っているよ。だが、正確にどんな形になっているかは想像できないね」

前回のレースでは不思議な符合も起きていた。999戦目のF1世界選手権にあたるバーレーンGPで、フェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得した99人目のドライバーとなった。

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