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© Mercedes AMG Petronas F1 Team
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13日(水)、メルセデスが2019年型マシンW10の画像を初めて公開した。新車はその後シルバーストーンでコースデビューしている。

W10はルイス・ハミルトンがタイトル防衛に挑み、メルセデスがフェラーリと並ぶコンストラクターズ選手権6連覇を目指すマシンだ。2014年にエンジンレギュレーションが刷新されて以降、F1の支配者となっているメルセデス。彼らは過去5年のタイトルを総なめにし、過去100レースのうち74戦で勝利を挙げてきた。

レッドブル、トロ・ロッソと共にW10は初めてコースに出た今年の新車ということになる。チームはフィルミングデーの1日を使ってシルバーストーンでW10のシェイクダウンを行った。バルテリ・ボッタスがマシンの感触を確かめた後にドライバーはルイス・ハミルトンに交代。厳格に定められたF1のフィルミングルールにより、2人に認められている走行距離は100kmまでだ。

「2019年シーズンはわれわれ全員にとって新たなチャレンジとなる」とチーム代表兼CEOのクリスチャン・トト・ウォルフは述べた。「レギュレーションはかなり大幅に変わっている。ゼロからスタートする必要があり、もう一度――自分たち自身への期待やライバルたちに対する期待を証明してみせる必要がある。0ポイントでシーズンをスタートするのだから、何事も当然とは思わないし、先頭に立つことがわれわれの権利だなどという思いは一切ない。実際、新たなシーズンに向けたレギュレーション変更により、どのチームにもタイトルの可能性が与えられる。彼ら全員を潜在的脅威としてみなしている」

ハミルトンが付け加えた。「僕にとってはチームとの7年目にあたり、チーム内のエネルギーや意欲には本当に刺激を受けるよ。クルマが出来上がるのを目にする1年の始まりに、真の熱狂が始まるんだ。それからシェイクダウンを終えてクルマに乗り込む――この感覚はいつになっても色あせないね。 すごい特権のように感じるよ――クルマを形作るためにすごく大勢の人々が努力してくれた。どれほどのハードワークがそこに注がれたか僕は知っている。新車をドライブするのは、初めての人に会うのと似ている――これから冒険に出掛ける相手をベストな方法でできるだけ早く知りたいんだ」

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2019年のレギュレーション変更には、フロントウイング、リアウイング、バージボードとブレーキダクトの修正が含まれており、オーバーテイクを促進することが狙いだ。これにより序列がひっくり返る可能性はあるものの、テクニカルディレクターのジェームス・アリソンはメルセデスがスポーツの頂点たる地位を固める機会にもなり得ると期待する。

「レギュレーション変更とはチャンスであり、脅威でもある。速くなるための古い仮定が全て取り払われるため、チャンスとなる。それを迅速に、スマートに扱うことができれば、同じ変更に取り組んでいる他の全チームを上回ることができる」

「だが、彼らほどスマートではなく、これら新レギュレーションのうまい使い方を見つけられなければ、来るシーズンで間違いなく苦しむことになり、脅威となる。それでも常にわくわくするものだよ。これでは足りないかもしれないという強い不安はあるものの、それと同じくらいに結果を知りたいというスリルや興奮がある」

重量セーブには注意を払ったというアリソンだが、昨年のタイトルを獲得したW09から基本的部分で持ち越されたものも一部あるという。

「W10はその先祖と同じホイールベース、全体構造を保持しているが、細かく見れば、このコンセプトの実行方法がさらに洗煉されたことに気付くはずだ。全アイテムがタイト化され、スリム化された。どの変更も、われわれが2018年型デザインの物理的限界を認めてしまった時の空力パフォーマンス改善を上回ることを可能にした」

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