Mercedes

/ News

  • ルイス・ハミルトン

ハミルトン、インドについての発言を説明

Me
2018年11月15日 « ハミルトンなしではあり得なかった5連覇とウォルフ | マクラーレン、インディ500の責任者にファーンリーを抜てき »
© Getty Images
拡大

経済的に苦しく、レース文化が根付いていない国へのF1進出について述べた自らのコメントについて、ルイス・ハミルトンが釈明に動いた。

2020年にベトナムGPの開催が決まったというニュースを受け、自身5度目のチャンピオンを決めたばかりのハミルトンはカレンダーにさらなるレースを追加しようというF1の方針に触れ、すでに年間21戦あるところにこれ以上増やす必要があるのだろうかと疑問を呈した。今週、彼は『BBC Sport(BBCスポーツ)』のインタビューの中で自身の見解を詳しく述べている。

「レースサイドに関しては、そうした新しい国へ行くことがどれほど重要なのか僕には分からないよ」と彼は述べた。「シルバーストーンGPとロンドンGPがあったら、すごくクールだと思うんだけどな」

「イギリス、ドイツ、イタリアには本物のレースの歴史が多くある。今はアメリカで成長し始めているところだ。なのに、そういう場所では年に1回しかイベントがない。僕がビジネスをする側だったら、そういう国でのイベントをもっと増やそうとするだろうね」

それから彼は過去10年で新たに加えられ、短命に終わったF1インドGPについて言及した。

「僕は前にベトナムに行ったことがあって、美しい場所だったよ。以前インドにレースをするために行った時は違和感を覚えた。とても貧しい場所なのに、突然この巨大できれいなグランプリサーキットが現れるんだ。あのグランプリに行った時はすごく複雑な気分になった。トルコでもグランプリが開催されたけど、ほとんど誰も見に来てくれなかった。すてきなコース、すてきな週末なのに、観客がいないんだ」

こうしたコメントがさまざまな場所で取り上げられ、いくつかのインドメディアが国に対するハミルトンの発言を批判。同時にソーシャルメディア上でも話題となった。中にはインドが世界で最も急成長中の国だと指摘する声もあり、15日(木)になってハミルトンは『Instagram(インスタグラム)』と『Twitter(ツイッター)』に次の文章を投稿した。

「読んでもらえたらうれしい」との言葉に続き、次のように書かれている。「やあ、みんな。僕のインドについてのコメントを不快に思った人がいることを知った」

「初めに、インドは世界で最も美しい場所の1つだよ。そこには素晴らしい文化がある。僕はいつも行くたびにアメージングな時間を過ごしてきた。でも、そこは最速の経済成長を誇りながらも、多くの貧困が残されている場所なんだ。グランプリに違和感を覚えたというのは、ホームレスの人々の横を通り過ぎながら、お金が問題にもならないほど巨大なエリアに着くことだった」

「彼らはあのコースのためにとんでもない金額を費やしたのに、今ではもう使われてすらいない。そのお金を学校や住宅を必要としている人たちのために使うことができたはずだ。僕らがレースをしていても、見に来てくれる人は誰もいなかった。たぶん高額すぎたためだろう。あるいは興味がなかったか。でも僕は素晴らしいインドのファンに出会ったよ」

インドGPはインド北部のブッダ・インターナショナル・サーキットで2011年から2013年に開催された。当初はF1と5年間のレース開催契約を結んでいたが、地元政府がF1をスポーツではなくエンターテインメントとみなしたため、2014年はサーキットとFIAの間で税金を巡るトラブルが発生し、延期された。結局そのまま開催されることはなく、近いうちにレースがカレンダーに戻ってくる可能性もなさそうだ。

© ESPN Sports Media Ltd.