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メルセデスを率いるクリスチャン・トト・ウォルフはロシアGP決勝レースでバルテリ・ボッタスから勝利を奪うことになった決断がボッタス陣営を意気消沈させたものの、ルイス・ハミルトンのチャンピオンシップ争いにとっては重要だったと強調した。

レース25周目、メルセデスはボッタスに対して真後ろを走っていたハミルトンにポジションを譲るようチームオーダーを発令。これにより、4度の世界王者であるハミルトンがトップチェッカーを受け、ドライバーズ選手権でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に対するリードを50点に広げた。

すでにチャンピオンシップの争いから脱落しているボッタスはチェッカーフラッグを受ける直前にポジションを戻してもらえるのかとメルセデスに確認している。しかしながら、チームからはレース後に入れ替えについて説明するとの連絡があり、結局、ハミルトンに勝利を譲った格好となった。

ウォルフは「ドライバーをへこませることであり、チームも意気消沈している。しかし、厳しい現実もある。非常にタフでとても難しいチャンピオンシップでさらに10点のリードを広げられる日があればそれを取るべきだ。そして今日、われわれはそうした」と話す。

ポジションを入れ替える直前、背後にベッテルが迫ってきていたハミルトンはタイヤにブリスターを抱えており、ボッタスが道を譲った後には戦略部隊を率いるジェームス・ボウルズがボッタスに状況を説明している。

ボッタスがハミルトンより前のグリッドでスタートしたレースの前に、チームオーダーについて話し合っていたと付け加えたウォルフは次のように述べている。

「われわれは全員が心底レーサーだ。われわれが見たいのは徹底したレースであり、最速のドライバーが勝利することではある。それでも、うちには合理的な人間が多くいるし、今朝にはいろいろと議論もした上でレースではすべてが異なる。今日起きたのはそういうことだ」

「1-2なのだから大喜びすべきだし、基本的にはそうしているが、それでも、バルテリに影響を及ぼしたことも分かっている。彼にとってはレースの優勝となったはずをわれわれが変えた」

「バルテリはあれだけの素晴らしいチームプレーヤーだ。ルイスが後方にいたが、ターン13でポジションを入れ替えるように伝え、彼はすぐにそうしてくれた。これこそチームに必要なものであり、彼らがわれわれを信頼すべきであるのと同じように、われわれも彼らを信頼したい。その分、気持ちは落ち込むが、勝利は勝利だ。1位と2位、50ポイントのアドバンテージなのだから、気分はいい」

今季の終盤戦でその機会があればボッタスは勝利をお返ししてもらえるのかと問われたウォルフは「これは前にも言ったことだが、すべてをコントロールしたがる。今朝、われわれが話し合ったのは百万通りのシナリオだ。しかし、レースでは別のシナリオになった。ソチが終わって一歩下がり、ホームに戻って分析し、今日のような日から何を学べるのかを話し合わなければならないと思う」と答えた。

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