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チームオーダーも考慮するメルセデス

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2018年9月30日 « レースでの巻き返しを狙うレッドブル | ベッテル、フェラーリ有利の主張はメルセデスの美辞麗句 »
© Clive Mason/Getty Images
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メルセデスのクリスチャン・トト・ウォルフは"トリッキーな決断"に直面していることを認めている。ロシアGPの予選でチャンピオンシップリーダーのルイス・ハミルトンがチームメイトのバルテリ・ボッタスの後ろになってしまったためだ。

ボッタスはわずか0.145秒差でハミルトンを下し、今季2度目のポールポジションを取った。2人はハミルトンがタイトルを争う唯一のライバルであるセバスチャン・ベッテル、そしてキミ・ライコネンの前でがっちりとフロントローを固めている。ハミルトンは6レースを残してベッテルを40ポイントリードしており、ライコネンとボッタスにはもはや数字上タイトルの可能性はほとんどなくなっている状況だ。

イタリアGPでもこれと似たような状況が起きている。ライコネンがベッテルを下してポールを取り、その後ベッテルは2つ目のシケインでハミルトンに2番手の座を奪われてしまった。攻撃されやすい位置にいたベッテルへのこの動きが決定的なものとなり、レースはハミルトンが勝利している。

ドライバーたちにレースをさせるつもりなのかと尋ねられたウォルフは困った様子で答えている。「どうだろう、確信はない」

「バルテリが今日の予選のような形で復活し、自信をいくらか取り戻すことは重要だったと思う。だが、われわれは2台のメルセデスが先頭で競い合うのを喜々として見ていられるようなシーズンの段階にはいない。一レースファンとしては言いたくないことだけれどね。それでもこの段階になると、少々計算が必要になる」

メルセデスは今シーズンすでにチームオーダーを使ったことがある。ドイツGPの終盤にハミルトン、ボッタスという順で劇的な1-2体制になった際、チームはボッタスにアタックしないよう指示を出した。しかし、それは自分とハミルトンの競争本能に反する行為だとウォルフは言い、ソチのレース前にチームで話し合うことになると述べた。

「それを好む者は誰もいない。他のチームがそうするのを過去に見たし、ニコ(ロズベルグ)とルイスの間で議論したこともある。ルイスはそれを望まないよ。彼は自分の力でやり遂げることを望むし、バルテリにしても、彼は今年まだ取っていない勝利を必要としているのだから、そんなことは嫌に決まっている。だから、非常にトリッキーな決断だ。明日の朝、2人と一緒に話し合うことになる。そして、いつものように全員が納得した上で解決策を得る」

ボッタスが予選でハミルトンに勝ったのは7月のドイツGP以来となる。ただし、ハミルトンはこの時油圧系のトラブルに見舞われていた。真っ向勝負でボッタスが上回ったのはポールポジションを獲得したオーストリアだ。ここでもメルセデスはフロントローを独占している。

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