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アリソン、選手権の勝者は開発競争を制す者

Jim
2018年8月8日 « 長期プランを見据えるグロージャン | レッドブル、リカルド後任を検討中もアロンソ起用は否定 »
© FERENC ISZA / AFP
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メルセデスのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは今季、フェラーリの方が上回っている明白なエリアがあるとしつつも、その逆もあるとの考えを明かした。

ドイツとハンガリーでサプライズ勝利を遂げたメルセデスはドライバーズおよびコンストラクターズの両選手権をリードした状態で夏休みに突入している。シーズンを通してメルセデスマシンに合ったコースレイアウトもあれば、フェラーリのアドバンテージになるサーキットもあり、チャンピオンシップの主導権争いは結果として2チームの間で行ったり来たりだ。

アリソンはメルセデスがフェラーリに対してテクニカル面でアドバンテージを有している部分があるものの、フェラーリの方が強いエリアもあると言う。

メルセデスの『YouTube(ユーチューブ)』チャンネルで「サーキットごと、レースごとに少しずつ違っている傾向にある。開発レースはシーズンを通して盛衰するが、相対的にコンスタントなパターンがいくつかある。確かに数戦に関しては、今年、非常に印象的な開発率を誇るフェラーリに対してほんの少し馬力が足りずなかったことがある」と語ったアリソン。

「大半のサーキットにおいてはフェラーリよりも平均してコーナーをうまく通過できていると思う。時々、彼らが低速(コーナー)で少し取っていくものの、中速および高速に関しては通常、われわれの方が相対して彼らよりも強力だ。かなりリアリミテッド気味になるサーキットでは彼らの方がわれわれより若干強い傾向にあると言えるが、わずかなマージンについて話しているのであって、逆もまたしかりだ」

「それから、ピットストップはわれわれの方が良い傾向にあり、スタートは彼らの方がうまいことが多い。最近のレースではファクトリーのコントロール部隊の優秀なみんながかなりがんばってくれたおかげで、スタートをうまくやれているがね」

それでも、残りのシーズンを通してメルセデスとフェラーリの間で争われる開発競争が決め手になるほどチャンピオンシップは今現在も接戦だとアリソンは言う。

「すべて少しのマージンだ。だからこそチャンピオンシップが行ったり来たりの状態だと言える。かなり興味深いことに、これまで戦った12レースのうち、その週末に最速だと大半の人が思っていたマシンが勝ったレースはたったの5回しかない。それ以外の7戦は別の者が勝利を手にした。われわれが3勝をもぎ取り、フェラーリが2勝、レッドブルが2勝だ」

「ほんの小さな違いや、あるいはひとつのミスかもしれないし、とりわけ賢明な一瞬、完全な幸運もしくは悪運次第で、レースの終わりに笑みを浮かべる者が決まる本当に魅惑的なシーズンになっている。確定したことなどなにもない。残りのシーズンを通した開発レースで強さを維持した者、ミスを犯さなかった者、誰よりも長く勢いを保った者・・・そういう決まり文句のすべてが実際に、この有無を言わさず最高の1年を決定づけることになるだろう」

「誰が優勝候補筆頭になるかはわれわれも知らないし、ライバルの誰も知らない。だからこそ、これほどに興奮するのだ。恐ろしくもあるが、われわれはシーズンの第2幕に期待しているし、他の誰でもない自分たちの真価が問われるシーズンでとても良い仕事ができていると実感しているだけに、今年末に自分たちが顔に笑みを浮かべていられるのか、どうなるのか楽しみだ」

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