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ハミルトンが素直であることを奨励するウォルフ

Jim
2018年7月25日 « ライバルの誠実性を信じるのみ、とウォルフ | ドイツはペナルティの少ない週末に »
© Christof STACHE / AFP
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メルセデスを率いるクリスチャン・トト・ウォルフはドイツGPを中継したテレビ番組の内容を批判する投稿を削除したルイス・ハミルトンに対し、ソーシャルメディアで二極化する意見を述べればいいと奨励した。

優勝を果たしたドイツGPのリプレー映像を見ていたハミルトンは23日(月)、『Sky Sports(スカイスポーツ)』の中継を非難する内容を『Instagram(インスタグラム)』に投稿。掲載されたのは短時間で、すぐに削除されている。

スカイスポーツの分析には元F1ドライバーのデイモン・ヒル、マーティン・ブランドル、ポール・ディ・レスタ、そしてハミルトンとタッグを組んでいたことのある元メルセデスドライバーのニコ・ロズベルグが専門家として出演していた。ハミルトンがどの部分に言及したかは定かでないが、番組内で発せられたコメントにかかわらず、出演者らを許すとつづっている。

「レースの見直しはしないんだけど、家についてスカイ(スポーツ)を見ているところ。解説している元ドライバーのコメントは聞いていておもしろい。あの中の誰もうまい言葉を見つけられないみたいだ。理由はどうあれ、大丈夫、僕は許すよ」

「前向きさと愛情が常に勝利するんだ。僕を密かに陥れようとする言葉を使おうが構わない。今日は14番手からスタートして1位でフィニッシュした。神様はいつだって見てくれている」

ハミルトンはソーシャルメディアで率直な意見を述べることが多く、ドイツGP予選を終えた後には南アフリカ共和国の元大統領ネルソン・マンデラ氏の言葉を引用して数々の批判に反応した。

ウォルフいわく、F1にはハミルトンのような個性的なキャラクターの存在が必要だといい、賛否両論があったからといってソーシャルメディアの投稿を削除することはないとハミルトンを励ましている。

「それについては日曜日の夜に彼と意見を交わした。私は心の内を率直に打ち明けるのは素晴らしいことだと思う。彼は自分が思ったことを言う。私たちは人間だ。感情もあるし、他の人たちの発言に影響も受ける。物事は個人的に受け止めるものだ」

「誰が何を言おうと気にすべきでない時であれ、私自身に関係のないことでも、私にとって大事な人のことであれば、私も時に個人的に受け止めることがある。自分と異なる場合でもその意見は尊重すべきだ。しかし、ジェットコースターのような激しい週末を終えて疲れ切った日曜日の夜にそれは非常に難しい」

「実はそういう自分の思いを語った意見はそのまま公開しておくよう励ました。われわれが必要としているのはそういうことだ。ストーリーを生み出す必要がある。議論を必要としている。二極化したスタンスが必要だ。何もかもが合理化されているなど望んでいない」

「物議を醸す話題がなければ、私たちは何について話すのだ?」

また、ウォルフはハミルトンがF1でこれだけの成功を収めた理由のひとつは、自ら取り組むことに感情的につぎこんでいるからだと明かした。

「鋭い感覚と感受性があるからこそ、彼はケタ外れのスポーツスターになっている。誰だってガードが下がる時はあるだろう。例えばそれはもしかすると、予想外の勝利を遂げた日曜日かもしれない。そういう時はガードを下げてもいい。気が立っていて眠れず、テレビをつけてコメンテーターの否定的な意見が聞こえてくれば、それにとらわれることはあるのではないかな」

「ただ、それが彼をあれだけ特別な存在にしているのだとも思う。常に話題に上るし、ドイツの雨の中であんな風にパフォーマンスを発揮することもできる。つまり、ウエットになり始めた時の彼のパフォーマンスはどれだけ速かったのか、などだ。マシなタイヤだったとはいえ、ラップあたり4秒はすさまじい。ベッテルがコースオフしなくとも彼はレースに勝てていたかもしれないと思っている」

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