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13人抜きの勝利を喜ぶハミルトン

Jim / Me
2018年7月23日 « 5位入賞に「いい仕事ができた」とヒュルケンベルグ | フォース・インディア、難しいレースでW入賞 »
© Christof STACHE / AFP
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22日(日)、シーズン第11戦ドイツGP決勝レースに挑んだメルセデスは14番手スタートだったルイス・ハミルトンが優勝を果たし、バルテリ・ボッタスが2位表彰式に上った。

ルイス・ハミルトン

「こんなレースは一度も経験したことがない。グリッドに並びながら前にいる人たちに追いついていかないといけないとは思っていたし、それが僕の目標だった。かなり長い第1スティントを走ったけれど、タイヤがもう持たなくなっていたから雨が降り出す直前にストップしないといけなかった。雨がどんどん降り出してかなりトリッキーだったけど、ここまできたんだ、あきらめる理由なんてない、って。特に、チームが僕たちを信頼して契約延長にサインしてくれた週末に、メルセデスのために1-2フィニッシュを達成できるなんて最高だよ。今日、こんなことができるなんて全く考えもしなかったけど、とにかくプッシュし続けて信じ続けたらこうなった。レース前はいつも通りに祈っていたし、そういう祈りに報いてもらったような感じだ。今週末はいろいろとダメなことが多かったけれど、雨が降ってそういうネガティブなことを一掃してくれたように思う。正夢だね。今日のことはずっと忘れない」

バルテリ・ボッタス

「このレースで勝ちたいという思いは強かったけど、今はチームのためにすごくうれしいよ――メルセデスのホームレース、ドイツでパーフェクトなリザルトだ。今日は勝利のために戦っていて、レース終盤はいい流れになり始めていたんだ。ところが、タイヤの寿命の関係で、セーフティカーのタイミングが僕には理想的じゃなく、少し不運だった。僕はそこでレースを失ったんだ。ルイスは見事なカムバックだったし、とんでもないレースをした――彼のベストに数えられる1つになるだろうね。彼の方が僕よりセーフティカーのタイミングが少しラッキーだったんだ。リスタートでいいチャンスがあって、ルイスと僕は素晴らしいフェアなバトルをした――でも、前を守ったのは彼だった。見ていてエキサイティングだったはずだよ――2台の同じクルマがコース上で戦うのはね。インターミディエイトタイヤへの交換はしないことを選んだんだ。リスキーだったけど、チームは雨が長くは続かないと落ち着いていた。それがまさに正しい判断だったわけだから、チームを信頼して良かったよ。僕らはハードにプッシュを続ける。僕に運が向いてくる時も来るはずさ」

クリスチャン・トト・ウォルフ(メルセデス・ベンツモータースポーツ責任者)

「実にすさまじいレースだった。ここ数戦は不運が相次いでいたが、このホッケンハイムで、メルセデスの地元で、1-2フィニッシュだ。今日はわれわれにとって運が好転したように感じる。2人のドライバーとツェッチェ博士が表彰台にいる姿は完璧なシーンだ。いつも通り、レースは土曜日ではなく日曜日が本番であり、時に最速マシンが勝たないこともある。今日はそうなった。ただ、勝利の喜びがありながらも、われわれの思いはセルジオ・マルキオンネと彼のご家族と共にある。コース上ではライバルながら、コースを離れれば良き友人であり、彼の病に関する一報を聞いて胸が痛い。今回のようなグランプリをわずかなセンテンスでまとめるのは難しいが、雨が降り出した時にはいろいろとおもしろい形に展開した。バルテリは1ストップのプランを成功させられるように取り組んでいたが、あのタイヤを履いた彼は前にいたフェラーリ勢よりも調子が良かったように思う。同様に、ルイスもソフトタイヤで長く走りながらも素晴らしいペースを見せており、レース後半には上位勢に狙いを定める態勢に入っていた。セーフティカーが出動した際にはかなりの波乱が起き、かなりギリギリの発令だったので無線のトラフィックが激しく、最終的にうちは1台がピットインして1台がコースにとどまることになった。これがわれわれにとってはあらゆるオプションをカバーする結果となり、レース再開と同時にバトルが始まった。これだけ多くの危機と、ここ数週間の不運を考えて、バルテリにはポジションを維持してほしいと求めた。もちろん、マシンの順番が逆であっても同様に要望した。なぜなら、1台もしくは2台ともを失う事態を避け、1-2を死守しなければならなかったからだ。シルバーストーンのドラマと昨日の予選のことを考えれば、今回は夢のような結果であり、この予測不能さがスポーツの醍醐味だ。とはいえ、われわれの焦点はすぐにハンガリーへと切り替える。来週末にはまたイチから取り組まなければならないからね」

アンドリュー・ショブリン(チーフレースエンジニア)

「昨日のことがあり、われわれの運はいつになったら変わるのかと思っていたが、今日のレースがこんな風にいくとは予想もしていなかった。ホームレースのひとつで1-2フィニッシュを達成できるなんて素晴らしい。今週末は生涯に渡る思い出のひとつになるだろう。こういったコンディションでドライタイヤを履いたままコースにとどまることがいかに難しいかは軽く見られがちだが、今日の結果を可能にした2人のドライバーは本当によくやってくれた。バルテリのレースはベッテルの件を除いて予想通り良い結果になった。ドライの状況はそれほどエキサイティングなものではなく、タイヤの温度限界にドライブすることがすべてだったため、結果としてバルテリはフェラーリにプレッシャーをかけられていなかった。第2スティントはもう少し有望で、ベッテルがキミやトラフィックにはまってタイムを失っていた一方、バルテリのタイヤは良いコンディションのようだったので、そのおかげで雨が降り始めた時に距離をさらに詰められたと思っている。ルイスのプランは今回のコンディションで非常にうまく機能し、序盤のトラフィックではタイヤをしっかりとケアしながら、かなり遅めのストップに向けてプッシュすることもできたし、最高の仕事を見せてくれた。雨が降り出しそうな気配は感じていたものの、最初の小雨はドライで乗り切れると思ったので、42周目に新しいウルトラソフトを履かせることにした。これが功を奏し、難しいコンディションながらリードにかなり近づけた。セーフティカー導入によってルイスに勝利のチャンスが舞い込み、他の誰よりもベストなタイヤを履いていたのでステイアウトしたことは何の問題もない。バルテリはリスタートにフレッシュタイヤが必要だったのでストップする必要があった。クリーンストップとはいかなかったが、幸い、ポジションに影響することはなかった。リスタート後はコンディションが非常に厄介であり、フェラーリとの接戦具合を踏まえて両チャンピオンシップのことを考えなければならないので、ドライバーたちには終盤のポジションを維持するよう頼んだ。ドライバーにとっては決してうれしい要請ではないものの、バルテリは一流らしくプロフェッショナルにふるまってくれたので、すぐにでも彼が頂点に立つ姿を見られるよう願っている」

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