
メルセデスを率いるクリスチャン・トト・ウォルフはまたもオープニングラップで選手権を争うチーム同士がぶつかったことを受け、フェラーリを非難した。
イギリスGP予選でポールシッターに輝くも、発進でリードを奪われたルイス・ハミルトンはターン2でキミ・ライコネンにぶつけられてスピンを喫した。2週間前のフランスGPではバルテリ・ボッタスが第1コーナーでセバスチャン・ベッテルに追突されている。ベッテルのミスに対しては5秒、今回のライコネンには倍の10秒ペナルティが科され、ライコネンは最初のピットストップでタイムペナルティを消化した。
レース後、表彰台に上ったハミルトンはアクシデントをフェラーリによる「興味深い戦術」とコメントしていたが、インシデントについてどう思うかと問われたウォルフは『Sky Sports(スカイスポーツ)』に「レーシングインシデント。残念な、ね。ル・カステレ(フランス)で最初にやられて、今度はここで2度目だ」と答え、こう続けている。
「大量のコンストラクターポイントだからね。(テクニカルディレクターの)ジェームス・アリソンの言葉を言えば"意図的か、それとも無能なのか?"だ。つまり、そこから判断すればいいということだ」
ハミルトンが巻き返して2位フィニッシュを果たしたものの、フェラーリがダブル表彰台を達成した結果、両選手権のリードはさらに広がっている。それでも、ウォルフはホームレースであるドイツGPまでにはチームが自分らしさを取り戻すと確信しているようだ。
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