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ギリギリのタイヤで完走したボッタス

Jim
2018年5月14日 « グロージャンに次戦3グリッド降格処分 | スペインの勝利で「活力を取り戻した」とハミルトン »
© PIERRE-PHILIPPE MARCOU/AFP/Getty Images
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スペインGP決勝レースで2位に入り、メルセデスの今シーズン初1-2フィニッシュを祝おうとマシンを降りたバルテリ・ボッタスはほとんどなくなっていたラバーの状況を確認しようとフロントタイヤに近寄った。

19周目に早めのピットストップを終えた後、ボッタスは想定外の1ストップ戦略を完遂すべく、第2スティントに選んだミディアムコンパウンドを残り47周にわたって持たせなければならなかった。ボッタスはもともと2ストップ戦略を採用することになっており、レース前にミディアムタイヤが40周以上持つと予想していた者は一人もいなかったはずだ。

しかし、ボッタスよりも先に最初のピットストップを完了していたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が過度のタイヤウエアを抱えて2回目のタイヤ交換を強いられたことで、ボッタスにミディアムタイヤのセットで最後まで走り切れば2位でゴールできるチャンスがめぐってきた。ボッタスは何とかやり遂げたものの、ターン3とターン9の高速コーナーでタイヤをケアするようにと2度にわたってエンジニアから警告を受けている。

「レース終盤はもうタイヤに何も残っていなかった。キャンバスしか残っていなかったし、ずっと、セーブしようとしていたんだけど温度をかなり失ってしまって、次の数コーナーでグリップが全くないような状態だったんだ。タイヤの表面に何もなくなると、簡単に温度が下がってしまう。そのスイッチを切ってしまえば終わり、ロックアップし始める」

「だから、何も残っていないとリスキーだけど、とにかく動かし続けようとした。ターン3やターン9を走る時は文字通りタイヤにエネルギーを入れていくから、常にタイヤをかなり傷めてしまうリスクがあるし、パンクチャーや何かが起きる危険性がある。でもとにかくやるしかないと思っていた」

1ストップ戦略が可能だったことに驚いたとも明かしたボッタスは次のように付け加えている。

「どのコンパウンドも僕らが予想していたよりはるかに長くもった。1ストップなんてありえないと思っていたし、できるとも思っていなかったんだ。2ストップよりもずっと遅くなるだろうって思っていたからね。でも、レースが半分進んだあたりでいけるんじゃないかとなって、かなり早めにストップしてミディアムに履き替えていたけど、決断した」

「あのセットで47周はものすごくリスキーだったけど、結果につながった。ソフトで長めに走れていた可能性はあるけど、それでも、最終的な結果は変わっていなかったと思う」

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