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ハミルトン、初優勝を喜ぶもボッタスを思い「複雑な気持ち」

Jim
2018年4月30日 « 初入賞は「最高」と喜ぶハートレー | ストロール、大満足のレースで今季初入賞 »
© Zak Mauger/LAT/Sutton Images
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29日(日)に開催されたシーズン第4戦アゼルバイジャンGP決勝レースでメルセデスのルイス・ハミルトンが今季初優勝を遂げた一方、バルテリ・ボッタスは終了を目前にしてパンクチャーを抱えてチェッカーを受けられず、14位完走扱いとなった。

第1スティントを長くしたボッタスはセーフティカーピリオドの恩恵を受けてラップリーダーになるも、リスタート後にコース上のデブリを踏んでしまい、右リアタイヤがバースト。無念のリタイアを喫した。

ルイス・ハミルトン

「今日はとても複雑な気持ちだよ。バルテリはミスなく素晴らしい仕事をしていたから、彼は勝利に値するよ。とてもクレイジーでエキサイティングなレースだったけど、僕は諦めなかった。ずっとプッシュしていたし、とてもつらかった。勝利を掴むことができて信じなれないくらい嬉しいよ。いい局面も悪い局面もあったけど、勝つに越したことはないよね。今日の勝利を受け止めて学びとするよ。でもバルテリは本当についてなかった。チームとしてもワンツーという結果のほうが良かったよね。彼のタイヤがバーストしなければ、残り周回で彼を抜くことができなかっただろう。この週末はほとんどフェラーリに負けていたから、マシンはまだ向こうのほうがいいみたいだ。レースでも彼らについていくのがやっとだった。僕たちには間違いなくやることがまだあるけど、混戦の中にいるし、これからももっと接戦になるだろう。落ち着いて目の前の仕事をやっていくだけさ」

バルテリ・ボッタス

「胸が張り裂けそうだよ。とてもつらい。でもこれもレースなんだ。いい日もあるし悪い日もある。ときにはとっても悪い日もね。小さなデブリのせいで僕の週末全てが台無しになった。パンクまではいいレースをしていたよ。マシンの感触は良かったし、僕たちは速かった。セーフティカーからのリスタートまでは全てをコントロールできていたけど、突然タイヤがバーストした。デブリは見えなかったし、バーストするまでは何も感じなかった。ここ数戦は本当に接戦だったから、今日勝てたことはチームにはいいことだよ。でも僕はとても落胆している。また2週間後にトライするよ」

クリスチャン・トト・ウォルフ(メルセデス・ベンツモータースポーツ責任者)

「ただただ残酷なレースだったが、おそらく、あらゆる場面で紆余曲折のあるファンが見たがるグランプリそのものだったとは思う。ガレージではチーム全体が本物のジェットコースターに乗っているような思いで、ルイスと共にシーズン初勝利を挙げられたことは本当に満足しているものの、同時に、完璧なレースを走ったバルテリを思うと本当に無念だ。堅実なダブル表彰台かと思われたところから突如、1-2フィニッシュの可能性が開けたと思いきや、バルテリのパンクチャーで消え失せ、それでもレースには勝った。ルイスに関しては今シーズン序盤の逆境から運が一周してもとに戻ったような感じだ。今日はきっと、メルボルンで逃した勝利を取り戻したと言っていいのではないだろうか。レースはかなり静かに始まった。うちの2人はクリーンなスタートで、その後、次々にいろいろなことが起きた。ルイスはブレーキング時に突風の影響を受け、最初のタイヤセットにフラットスポットを作ってしまった。そのせいで22周目にピットストップしなければならなくなり、フィニッシュするためにソフトコンパウンドの装着を強いられた。一方で、バルテリはステイアウトし、どんどんと速さを増していった。ベッテルとのギャップを築いていたのでコースにとどまらせ、終盤にウルトラソフトに交換して優勝を狙うチャンスがあるかもしれないと考えていたのだ。レッドブルのアクシデントでセーフティカーが入った際、2台ともピットに呼び、リスタートでセバスチャンのミスがあって、1-2フィニッシュの見込みが立ったと思ったら、バルテリがコース上に落ちていたデブリを踏んでしまった。これだけ予想外なレースになると、完璧な結果とならないことは明らかだ。それゆえに、ほろ苦さを味わっている。優勝を手に入れられたこと、ドライバーズ選手権をリードできることは最高だが、最速だったドライバーがパンクチャーのせいでリタイアなのはがっかりだ。それに、残りのシーズンも3チームによる接戦が予想されるため、マシンペースを改善するにはまだやるべきことが多くあることも分かっている」

ジェームス・アリソン(テクニカルディレクター)

「勝てるチャンスがありながらモノにできなかった3レースを経て、バクーで勝利を取り戻せたことは最高だ。レースを終えてルイスに関してはうれしい限りだが、バルテリを思うと悲しい。両ドライバーとも見事なパフォーマンスを発揮していたものの、セーフティカーピリオド後にバルテリがデブリを踏んでしまい、目前まできていた1-2フィニッシュが最後に取り上げられるなんて悲惨な打撃だ。もっとふさわしい結果になるはずだったのはこれで2戦目。今後、必ず彼の番が来ると信じている。ルイスは空威張りするような優勝ではなかったかもしれないが、それでも、今シーズン序盤戦での不運を補填することはできたはずだ。オペレーション面では難しい金曜日からチーム全体がしっかりとリカバーし、堅実なグリッドポジションを確保した結果が今日のレースの基盤となった。素早いピットストップと賢明な戦略の判断、そのすべてが可能性につながっている。マシン改善に取り組み、劇的かつ忘れがたいシーズンに挑んでいく」

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