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ボッタスはなぜ、ハミルトンを倒せると確信するのか

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© Glenn Dunbar/LAT/Sutton Images
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昨年のメルセデスでルイス・ハミルトンのチームメイトとして1シーズンを過ごし、バルテリ・ボッタスはこれで4度のワールドチャンピオンを倒して自らタイトルを取る準備ができたと確信している。

1年前、フィンランド人ドライバーのボッタスは、王座を防衛せず、電撃引退することを決めたニコ・ロズベルグの後任としてメルセデスのドライバーに大抜てきされた。難度の高い仕事をいきなり任される状況だったにもかかわらず、ボッタスはわずか3戦目にして初ポールポジションを取ると、残りの1年で3勝を挙げ、堅実な働きでシーズンを終えた。

シーズン半ばの休みが終わった後半戦からはスランプに陥り、タイトル争いからは脱落。そのため、最後はハミルトンのチャンピオンシップ挑戦をサポートする役割に甘んじた。2017年のドライバーズランキングを3位、チームメイトとは58ポイント差で終えている。

しかし、自身のデータをハミルトンのものを直接比較できたことは大きなボーナスだったという。ドライビングスタイルをメルセデスの特質に適応させなければならないことを発見したが、レースで自分の方が有利な部分を見いだすというポジティブな発見もあったという。

自分にはハミルトンを倒すことが不可能だと信じさせるような根拠はデータの中にあったかと『ESPN』が尋ねてみると、ボッタスはきっぱりと言い切った。「ないね」

「間違いなく彼はF1の歴代ベストドライバーの1人だ。いつでも意欲的な4度のワールドチャンピオンだよ。でも、僕は去年、何度か自分自身に証明した。僕にはそれができるし、彼を倒せるってね」

1年を通して一貫してパフォーマンスを保てるかどうかは自分に懸かっている。なぜかコンマ数秒遅れてしまうとか、そういう週末をなくさないと。どんなコンディションであれ――コースも、温度も、路面状態も関係なく――常にいい状態でいる必要があるんだ」

メルセデスでの日々も2年目に入り、ボッタスがその必要なあと少しの一貫性を見つけることは少し楽になるだろう。自分自身への要求を彼がより深く理解しただけでなく、冬の間にチームと密接に仕事をして、マシンの設計も彼の好みに近くなるはずだ。

「新車に関連して冬の間にチームとやり終えた開発は、僕のドライビングスタイルに合うという意味では全てが正しい方向に見える。今のところ理論上ではそう見ている。もちろん、ちゃんと確かめないといけないけどね。僕の適応も必要だ。でも、今年のスタート時の僕は1年前のスタート時の僕よりもはるかに完成されたドライバーになっている」

メルセデスでの2年目にタイトルを狙うのは決して野心的過ぎる目標ではないとボッタスは考えている。

「(僕のターゲットは)みんな知っているはずだよ。ドライバーなら誰だってワールドチャンピオンになりたいと思うだろうけど、僕はそれにものすごく飢えている。どんなことでもする準備はできているよ」

前任のロズベルグはレースで"何でもやる"というアプローチを是とするタイプだった。彼とハミルトンは、コースの外では心理戦を、コース上ではホイール・トゥ・ホイールのバトルを繰り広げた。そして、彼は2016年にハミルトンを初めて同じチームで倒してチャンピオンに輝いたドライバーとなった。しかし、それは自分のスタイルではないとボッタスは主張する。

「僕の場合、他の人のことには一切構わないのが普通のスタイル」と彼は付け加えた。「自分のパフォーマンスに集中して自分とチームから全力を引き出す方が好きだ。自分のすることを変える予定は全くないし、もし僕が1戦目から一貫したパフォーマンスを出せれば、もっとコース上でルイスにチャレンジする機会は必ず増える。でも正直なところ、万が一何かが変わったとしても、チームで一緒にやっていけなくなるような問題にはならないはずだよ」

ボッタスの登場によって、昨年のメルセデスには調和に彩られた新たな時代が到来した。ハミルトンに対してアドバンテージを得るために、それを変えなければならない理由は見当たらないと彼は言う。

「調和は生まれたかもしれないけど、別にそれでルイスが前よりいいドライバーになったとは思わない。彼はいつだって意欲的だし、僕はそういうのには一切関わらないタイプ。自分のパフォーマンスに集中したいだけであって、それが僕をもっと先へと導いてくれることを願っている」

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