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2階建てバスの重量に耐えうる強度が必要なハロー

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2018年2月8日 « キャラミ、再開を望むもネックは開催コスト | アロンソ、ル・マンの愛車TS050 HYBRIDをテスト »
© Mark Sutton/Sutton Images
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2018年からF1マシンに搭載されるハローデバイスは、ロンドンを走るダブルデッカーバスの重量にも耐えうるほどの強度が必要だとメルセデスが解説している。

今年のマシンには近年のF1史で最大級とも言える大きなレギュレーション変更が決まっている。各ドライバーの頭上にコックピット保護デバイスが装着されるのだ。この新パーツの実装はチームたちにとって大きなチャレンジとなった。マシンボディの重量が増え、空力的ゲインは最小限だ。

ワールドチャンピオンチームが公開した動画の中で、テクニカルディレクターのジェームス・アリソンはグリッド上の10チームが取り組んだタスクについて説明した。

「これは決して軽い代物ではない。数キログラムのチタニウムをマシンに載せなければならないんだ」と彼は述べている。「マシン全体が制限重量以内になるように、必要に応じた調整が必要だった」

「また、非常に高い負荷に耐えなければならないものなので、それほど軽くもない。われわれはシャシーのデザインを強化して、だいたいロンドンのダブルデッカーバスがハローの上部に乗っても平気なレベルにまで高めている」

「そもそもの発案のきっかけとなったタイプの出来事から確実にドライバーを守れるよう、十分な強度も必要だった」

「ダブルデッカーバスを持ってきて7kgのメタルフレームの上に乗せましょう。そうしたら、それを時速300kmで走るレーシングカーに取り付ける。
2018年のF1シャシーに求められたのはそういう数値でした。
そのほかハローについて分かったことは? ジェームス・アリソンが全てを説明します」

ハローへの批判の大半は、2016年と2017年にテストされたプロトタイプの醜いルックスに向けられたものだ。これは時間とともに改善するとアリソンは考えている。

「ドライバーの頭上に伸び、頭部を囲むヘッドプロテクションとしてはこれが第一世代となる。だが、これが最後ではない。F1では何事も同じ状態でとどまることはないからね。皆、この最初の試みに挑み、改善を目指すだろう。安全性のさらなる改善ももちろんだが、美的観点からも同じことがいえる」

「次第になじんでいくタイプのものだと思うし、われわれも皆もまだ習得している最中だ。でも、来たる何シーズンかのうちには見た目ももう少し良くなる方法がきっと見つかるはずだよ」

「ドライバーの安全を守るという義務、そして、美しいマシンでレースの鼓動を高めたいという自分たちの欲求が、今後のシーズンにおいてこのコンセプトの開発を継続させることだろう」

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