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謙虚さを忘るべからずとウォルフ

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2017年12月29日 « ハース、空力部門の成長が2018年成功の鍵 | ハミルトンがインスタグラムの投稿を全削除 »
© Mark Sutton/Sutton Images
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メルセデスが2018年もレース勝利やタイトル連覇を望むのならば、いったん近年の成功を忘れなければならないとクリスチャン・トト・ウォルフが説いている。

2014年にV6ターボエンジンが導入されて以来、メルセデスは全てのドライバーとコンストラクターズチャンピオンシップを勝ち取ってきた。それは、大規模なレギュレーション改革によって序列の変動が起こると予想された2017年も続いた。今月始め、元メルセデス代表で今はF1モータースポーツ部門のマネジングディレクターとなったロス・ブラウンは、過去数シーズンのメルセデスの勝ち方を見て、2018年もその成功が続くのではないかと懸念を口にした。

ブラウンのその言葉を伝えられたウォルフは苦笑いを浮かべた。「それに一役買ったのは、他ならぬロスなのだけどね!」

「最初にその基礎を敷いたのは彼だよ。チームが大いに苦戦していた2012年にアルド・コスタを雇うなど、そうしたことを始めたのは彼なんだ。ところが、今は反対側の立場に回ったので、もっと多くのチームに勝ってもらわなければ困るのだろう」

ウォルフは来シーズンもただこの成功が続くいう考えに甘んじようとはしない。

「われわれは優れた組織になったと思うし、どうにか車輪は回ってくれている。だが、そうは言ってもどんなライバルも過小評価してはならないんだ。展開は急激に動く。いきなり置いてきぼりをくらい、マシンが他者ほど優秀ではなくなることだってある。いかに早く逆転させられるかはフェラーリを見て分かったはずだ。そこそこのシーズンから、ワールドチャンピオンシップへの挑戦へと彼らは2017年を変えてみせた」

「だから、大事なのは謙虚さを保つことだと思うんだ。自分たちの成功は忘れなければならない――今はあちこちのドアに貼られたチャンピオンシップ優勝ステッカーを剥がして回っている――2018年は全てがゼロからスタートするのだからね」

昨年のメルセデスは技術部門のトップとしてフェラーリからジェームス・アリソンを引き抜いてチームを強化した。立派になったメルセデスF1チームをウォルフは誇りに思うと述べた。

「今のチームは、とても強いよ。バルテリ(ボッタス)がうまくスロットを埋めてくれた。チャンピオンシップの展開を振り返ってみれば、バルテリとルイス(ハミルトン)はわれわれにとってベストなコンビネーションだったのではないだろうか。組織に関しては、全ての関係者がチームにとどまり、組織の発展を継続できたことに大変満足している。若いリーダーたちも育ってきていて、近いうちに任務に就くことになるだろう」

「ジェームスは、アルド(コスタ)、マーク・エリオットとマーク・エリス、同様に他の多くの者たちと力を合わせて部門の定期的な再編において素晴らしい仕事をしている。F1レーシングチームというのは、"うまく機能していてレースやチャンピオンシップに勝っているから、このまま凍結しよう"といって凍結できるほどスタティックな構造ではない。むしろその反対で、常に適応が必要なダイナミックなものだ。これまでのところはきちんとできているけれどね」

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