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「苦しさを味わう」ことが連覇につながったとウォルフ

Kay Tanaka
2017年10月23日 « 「崇高な」パフォーマンスを生かせず憤慨するアロンソ | マルキオンネ、タイトル争い敗北のスケープゴートを否定 »
© Mark Sutton/Sutton Images
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メルセデスを率いるクリスチャン・トト・ウォルフは2017年シーズンを戦う中で難しい週末に直面した苦しみがチームのコンストラクターズ選手権4連覇への思いを駆り立てたと考えているという。

ルイス・ハミルトンがUS GPを制し、チームメイトのバルテリ・ボッタスが5位に入ったことでメルセデスはオースティンで4年連続コンストラクターズ選手権制覇を成し遂げた。残り3レースとなり、最大獲得ポイントが129点しかない中で150ポイントのリードを手に入れたメルセデスがシーズン終了を前に年間王者に輝いたのである。

メルセデスの2017年シーズンは両選手権を通して激しい競争を強いられ、2014年に始まったV6ハイブリッド時代では2チーム以上が優勝した初のシーズンとなっている。

これまで圧倒的優位を誇ってきたメルセデス陣営が苦戦を強いられる週末も多く、モナコやハンガリーではライバルチームのフェラーリのペースに匹敵できずに苦しんだ。しかし、シンガポールで幕を開けたシーズン終盤のアジアラウンドからフェラーリのタイトル挑戦に暗雲が漂い始め、マレーシアと日本のレースを経てメルセデスにシーズン終了前のタイトル決定のチャンスがもたらされた。

「チームにはモットーがあり、難しい日々はライバルたちが悔やむ日々だ、と言っている。それは、苦しみを経験することではるかに強くなれるからだ。冷静さを保ち、問題が何かを分析し、それらを取り除くことで自らの知識とし、強さにする。苦しさを味わうことで今回のタイトル獲得につながった」

「目的を設定する際、両選手権を制し、また、今回のようなレギュレーション変更を通してそれを成し遂げる初のチームになること、を目標にした。3レースを残し、このオースティンでそれを達成したことは信じられない気分だ。チームに素晴らしいダイナミックがあるのは事実だ。自分たちがやっていることを楽しみ、これを持ち帰られることはとにかく最高だ」

11勝を挙げ、さらに11回の表彰台を加えたシーズンはかつて4連覇を成し遂げたマクラーレン(1988年から1991年)、フェラーリ(2000年から2004年)、レッドブル(2010年から2013年)に匹敵する。また、大規模なレギュレーション変更を挟んでの連覇はF1史上初となる偉業だ。

テクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは「今回のレギュレーション変更は再び勝利するのを信じられないほど難しくするようにデザインされていた。そのため、これまでのF1史上でどんなチームも成し得なかったこと、大幅なレギュレーション変更後も戦いのさなかに居続け、そのトップに君臨する、というのはチームに携わるありとあらゆる人々の最も素晴らしい威光だ」

「彼らのスキル、献身、そして多くの場合で当てはまるように、彼らの犠牲なしにはチャンピオンシップに勝つことなど不可能だ。これができる力を持ったチームの一員であることを心の底からうれしく思う」

ハミルトンは早ければ今週末のメキシコGPでメルセデスに4度目のドライバーズタイトルをもたらすことになる。

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