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あえて応戦はしなかったハミルトン

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2017年10月1日 « ウェーレイン、結果は伴わずも「レースには満足」 | 今はキャリアで最も困難な時期とボッタス »
© Kym Illman/Sutton Images
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マレーシアGPの序盤にマックス・フェルスタッペンに捕捉された際、ルイス・ハミルトンの頭にはタイトル争いのことが浮かんでいたという。彼はこのレースについて、純粋なペースでメルセデスに勝利のチャンスがあったとは考えていないようだ。

レース前、自身はポールポジションで、タイトル争いのライバルは20番手からスタートするという有利な状況にあったハミルトン。直前になってもう1台のフェラーリに乗るキミ・ライコネンもエンジントラブルに見舞われてスタートできなくなり、流れはいっそうハミルトンに向いてきたかに思えた。彼は単独でフロントローに着き、ターン1で楽にリードを守った。

ところが、このリードは長く続かず、DRS圏内に張り付いたフェルスタッペンが4周目でオーバーテイクを仕掛けてきた。フェルスタッペンがターン1の内側に飛び込んだ際、ハミルトンはそれほど抵抗しなかったように見える。

ベッテルとの差を34ポイントに広げることはできたものの、ハミルトンはメルセデスがうまく状況を生かし切れなかったと感じているようだ。

「まあ、OKなんだけどね・・・いや、(ベッテルが)最後尾からスタートしたことを考えると、あまり最高とは言えないかなってところさ。正直言えば」とベッテルが見事なドライビングで4位までポジションを上げたことにハミルトンは言及した。「今日は勝たなきゃいけなかったんだけど、ペースが足りなかった。自分たちのクルマが最速じゃないのは分かった上でレースに臨んだんだ。僕らが考えていたデルタは、フェラーリの方が僕らより0.8秒速いというもので、実際そうだった。それからレッドブル勢は0.5か0.6秒僕らより速いと考えていて、その通りだった」

「僕ができることはあまり多くなく、マックスが迫ってきた時は決断を迫られたんだ。彼とは戦わず、ぶつけられるリスクを冒さないでおこうという決断だ。彼は何も失うものがないから全力で攻めてくるだろうけど、僕は全てを失う可能性があるんだからね。あえて抵抗はしなかったよ」

事前の予想ではメルセデス有利と思われたサーキットで、彼らは最初のフリー走行からペースで苦戦を強いられ、困惑する週末を過ごした。しかし、ハミルトンは最後にソフトタイヤを履いて以降は少し改善したと述べた。

フェルスタッペンの大きなリードに挑めるペースが一度でもあったかとの質問には次のように述べている。「いや、それはたぶん無理。第2スティントの終わりは少し良くなっていたけど、根本的にいくつかのコーナーではまだ大きな問題があった。マックスはペースを管理していただけだろうし、僕らにそんなペースはなかったよ」

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