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チームプレーに徹したメルセデス

Me / Jim
2017年7月31日 « ディ・レスタ、久々のレースもオイル漏れで完走ならず | がっかりのレースに肩を落とすヒュルケンベルグ »
© Mark Sutton/Sutton Images
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30日(日)、シーズン第11戦ハンガリーGP決勝レースに挑んだメルセデスはバルテリ・ボッタスが3位、ルイス・ハミルトンが4位でゴールした。

レース中盤以降、先頭を走っていたフェラーリ勢に追いついたメルセデスはハミルトンのペースを踏まえてボッタスとポジションを入れ替え、フェラーリとのバトルに挑戦したが、結局、ハミルトンはオーバーテイクに至らず、最後の周回でボッタスにポジションを戻している。

ルイス・ハミルトン

「僕は自分にできるベストをやり尽くした。あんなにハードにプッシュし、懸命に仕事をしたのに、スタートしたのと同じ位置で終わるのはタフだね。無線が使えなかった時は、チームが最後までタイヤが持たないことを心配しているのかなと考えていたんだ。だから、あとでスピードアップできるように遅めの指示を出していたのかもしれない。僕はプッシュしていてペースも良かったんだ。でも、バルテリに引っかかってしまっていて、無線の故障でそれをチームに伝えることもできなかった。最後はちゃんと約束を守ったよ。キミ(ライコネン/フェラーリ)を抜けなかったらバルテリにポジションを戻すって言ってあったんだ。今年ずっと言い続けているように、僕は正当な方法でこのタイトルを手に入れたいと思っている――もし、シーズンの終わりにわずかな差で負けたとしたら、違う見方をするかもしれない――でも、僕は正しいことをしたいと思っているし、こうしていいことをしていれば、きっと報われると信じているんだ。以前は20ポイント差だったのが1ポイントに縮まり、今度は14ポイントに開いた。僕らは前半でかなりのポイントを落としてしまっている――でも、夏休み後にもっと良くなって戻ってくれば、僕らなら絶対に勝てるはずだよ」

バルテリ・ボッタス

「とてもトリッキーだった。ペースはそれほど問題ない。ただ、前のマシンに1.5秒差以内になるとギャップを縮めるのがかなり難しくなる。それに、今日のフェラーリにとってはコース上のポジションが大きな利点になったね。セバスチャンが苦戦していたのに、誰も彼を追い抜けなかった。僕たちはポジションを入れ替え、チームとしてトライしたけど、ルイスでも彼らを追い抜けなかった。結果としてポイントは増えなかったけど、でもトライしたことはよかったと思っている。うまくいかなければルイスからポジションを戻してもらえるという約束だったんだ。周回遅れのマシンに手こずってしまい、思っていたよりもルイスとのギャップが大きくなってしまったけど、ルイスもチームも約束を守って最後のラップでポジションを戻してくれた。チャンピオンシップを戦う中ですべてのチームメイトがそうしてくれるとは限らない。だから、彼は本当にいい人だし、彼が真のチームプレーヤーだってことも見せられたと思う。ポイントやチャンピオンシップのランキング的に、僕らの状況はそれほど悪くない。ルイスと僕もまだ戦いの中にいる」

クリスチャン・トト・ウォルフ(メルセデス・ベンツモータースポーツ責任者)

「チームにとってはタフな1日だったが、われわれの持つ価値を高めてくれるものでもあった。まず、3位と4位の結果に心から満足することはできない。フェラーリに対するダメージを最小限に抑えた程度にすぎず、幸いにしてレッドブルはオープニングラップで自滅してくれた。つまり、フェラーリが優位なサーキットでそれほど多くのポイントを失わなかったことはポジティブだと思っている。それに、ルイスとバルテリがお互いに尊重し合っているところを確認でき、皆のために戦うというチームの精神を発揮できたこともチームにとっては最高の1日だと言える。ひとつ目はバルテリがフェラーリにプレッシャーを与えてキミにチャレンジできるようにとチームメイトに道を譲り、2つ目はルイスがフェルスタッペンにポジションを明け渡すことなく最終コーナーでポジションを戻したこと。これが合計6つのチャンピオンシップタイトルを勝ち取ったわれわれの真髄だ。長期的に見ても、これがさらなるタイトル獲得に向けたアプローチとなる。確かに、難しい判断だったし、やって良い気分のものではないがね。それでも、われわれは自分たちの原理原則に従っていく。レース中に一時、ガレージでトラブルがあり、無線連絡とガレージで持っていたデータに影響を及ぼしたため、それによってさらに難易度が上がってしまった。とりわけ、ルイスとのコミュニケーションに支障をきたしている。このやり取りがきちんと機能していれば違った形の戦略が取れたかもしれないので、もしかすると今日の結果にも影響を与えたと言えるかもしれない。ただ、ここでいったん落ち着いてエネルギーを充電し、リフレッシュしてシーズン後半戦に向かう時間を得られる。まだどうなるか分からないし、どちらのチャンピオンシップもかなりオープンな状態だ」

ジェームス・アリソン(テクニカルディレクター)

「シルバーストーンのような恵まれた結果で夏休みを迎えたかったが、今回はこのチームの本当に偉大な部分を多く示せたレースになったと思う。お互いを尊敬し、お互いに配慮し合うドライバーたちはどちらもフェラーリにアタックできていたものの、ただならぬプレッシャーの中、ポジションを入れ替えたことは非常にチャレンジングかつ心の底からの信頼を必要とした。ああいったプロらしい形で、しかもフェルスタッペンがバルテリの真後ろに迫っている状況にも対処しながら、これを実現できたことは本当にすごい。ようやくの夏休みを経て、今年の徹底的で魅力的なチャンピオンシップの戦いを再開するのが楽しみだ。われわれにとってはメルセデスフラッグを高く掲げてシーズンを終えられるようにすることが焦点だ」

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