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ハミルトンが優勝もボッタスは痛恨のリタイア

Me / Jim
2017年5月15日 « ミディアムに苦戦したハースF1 | 「報われる結果」を得たヒュルケンベルグ »
© Illman/Sutton Images
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14日(日)、バルセロナのカタロニア・サーキットで開催されたシーズン第5戦スペインGP決勝レースでメルセデスはルイス・ハミルトンが優勝を果たした一方、バルテリ・ボッタスはエンジントラブルによりリタイアを喫した。

ハミルトンはスタート直後にフロントローに並んだセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)にリードを奪われたが、終盤に履いたソフトタイヤを生かして逆転を果たし、トップチェッカーを受けている。

ルイス・ハミルトン

「すごくいい週末で、ロシアの巻き返しとしては最高の形だった。長いこと記憶にないくらい、純粋な戦いを堪能したよ。最高だった。僕はこのためにレースをしている。これがあるからこそレースの世界に入ったんだ。毎週末こうであるべきだと思う。4度のワールドチャンピオンとあんな接戦ができるなんて最高だ。僕はスタートで負けて、セバスチャン(ベッテル/フェラーリ)が飛び去っていくのを見ているしかなかった。先頭に立った彼は速過ぎて、差を広げられないようについて行くには懸命なプッシュが必要だった。最初のスティントはタイヤをうまく管理することができたから、比較的差を小さく保つことができた。でも、2回目のストップの後はミディアムタイヤでついていくのに苦労したよ。コース復帰する時は本当に僅差で、ターン1はものすごくタイトだった。彼があまりスペースを与えてくれないものだから、際どかったね! 最終スティントでは最後にセブ(ベッテル)に捕まるかと思ったんだけど、やり遂げることができた。今日はチームを祝福しないとね。戦略もピットストップも良かったし、ファクトリーの人たちはアップグレードを用意するためにすごく頑張ってくれた。そのおかげで僕らはここまでフェラーリと接戦を繰り広げることができたんだ」

バルテリ・ボッタス

「タフな週末だった。プラクティスからトラブルがあって、土曜日の朝に古いエンジンに交換しなければいけなくなってしまった。そして今日はレースでエンジントラブルだ。現段階でそれ以上のことは分かっていない。古いパワーユニットに戻すのはマイレージの関係でリスクがあることは分かっていたけど、予選を戦うためには仕方なかった。少なくとも今日はリタイアしたにもかかわらず、フェラーリより多くポイントを取れた。1コーナーはすごくタイトだった。僕のスタートは良かったんだけど、行き場がなかったんだ。接触を回避しようとしたけど、キミに当たってしまった。僕はルイスと違う戦略で、ロングランをしていた。僕らは1ストップでいこうとしていたから、あの時はラップタイムが遅くなっていたんだ。やってみる価値はある戦略だったんだけど、バーチャル・セーフティカーが出たことによって、前にいる人たちがフリーでピットストップしてしまった。今日は2人そろってポディウムに上がれたはずだ。完走できない時はいつもがっかりだけど、気を取り直して前に進むよ」

クリスチャン・トト・ウォルフ(メルセデス・ベンツモータースポーツ責任者)

「最高のグランプリだ。ホイール・トゥ・ホイール以上に良いレースがあるだろうか。今日は勝利のために最高の競争ができたと思う。今日の優勝はチーム全体の成果。ルイスの驚異的なドライブ、戦略チームの素晴らしい判断、バルテリの見事な守りの走り、今レース最速のピットストップ、速くて一貫性のある改良型マシン、それらすべての成果だ。すべてがかみ合ってうまくまとまってくれた。スタートでポジションを落として以降は楽なレースではなく、後れを取る格好だったのでベッテルが早めにアンダーカットに動いた時、別のソフトを履く終盤に選択肢が持てるよう、ルイスにはミディアムで長く走らせることに決めた。その後、VSC(バーチャルセーフティカー)を完璧に利用して、ソフトのセットでレースの約半分を走りきるリスクを犯した。うまくいくとは思っていたが、それでもやはり常にタイトになるものだ。その後は素晴らしいドライビングを見せてくれたので、タイヤの管理とエンジンのケアをファイナルラップの最後まで続けている。ただ、完璧な1日とはいかなかった。1台をテクニカルトラブルで失ってしまったのだからね。バルテリはターン1で接触した後、ダメージを負ったマシンで苦戦していた。それにもかかわらず、巧みにドライブし、VSCが発令されるまで、1ストップに向けたアプローチを機能させてくれていた。ただ、今日はフェラーリも1台しかフィニッシュしていないので、リタイアはあったにせよ、チャンピオンシップのリードは広げられた。とはいえ、見事なドライブを見せたルイスの1日だ。ルイスが復活したのかとの質問が多いが、真実を言えば彼は一度だって力を失っていない。今日、そのことを証明できたと思う」

ジェームス・アリソン(テクニカルディレクター)

「今日のようなグランプリがあるからこそ、われわれはモーターレーシングをやっている。勝利はいつだって最高だ。レース中にはタイヤデグラデーションに関するあらゆる疑問の答えを探しながら他チームの状況を追いかけたり、マシンのハンドリングを考えたり、その中で今日のルイスのようにドライバーが絶好調の走りを披露する――そんな風にしてヘビー級マッチの12ラウンドを制したのだから、これ以上に素晴らしいことなど何もない。ただ、2台揃って完走できなかったことがボディブローのように効いてくる。バルテリに何が起きたかは慎重に調査していく予定だ。それでも、勝利の甘みがリタイアの苦さをいくらか緩和してくれている」

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