Mercedes

/ News

  • ルイス・ハミルトン

ビッグになるならニューヨークGPを、とハミルトン

Me
2016年10月21日 « マリオ・アンドレッティ、ハースに米人ドライバーを熱望 | ルール作りへの関与を断ったブラウン »
© Mark Sutton/Sutton Images
拡大

現ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンの考えによると、F1がアメリカ市場に割って入るためにはニューヨーク市街地でレースを開催することが不可欠だという。

現在アメリカ国内で開催されているグランプリは1つだが、コロラドに拠点を置く『Liberty Media(リバティ・メディア)』による商業権の取得が進められていることから、今後はもっと増えるのではないかと推測されている。

オースティンに加えて、2013年にはニュージャージーでグランプリ・オブ・アメリカが加わる予定だったのだが、資金不足と巨額の開発コストによって計画は頓挫してしまった。しかし、ハミルトンからするとニュージャージーの計画は狙いが中途半端だったといい、F1はマンハッタンの中心部でレースを開催して存在感を示すべきなのだと主張する。

「ニュージャージーの計画があったけど、それがだめになったのにはさほどがっかりしなかったんだ。僕の希望はニューヨークシティ――それもど真ん中でレースをすることだから」と彼は『ESPN』に語った。「F1がアメリカでビッグになりたいんなら、どうにかしてニューヨークの中心部でレースをすべきだよ。路面はひどいけど、実現できたらすごいことになる」

「市街地レースは特別だ。特に(マシンの)サウンドが本当に良かった頃はね――今のサウンドはそこまで良くないかもしれないけど、それでもやっぱりすごいはずだ。本当にできたら素晴らしいよ。そうしたら、否が応でも見なくちゃならない人たちが出てくるだろうし、そうやってF1熱に取りつかれる人たちが増えるかもしれない」

「F1という最大級のイベントがニューヨークにやってくるって町全体に知れ渡ったら、さぞかしすごいだろうね。今はたぶん、ニューヨークにいる半分の人はF1が何なのかを知らないと思う。もう少し多いかもしれないけど、とにかくかなりの割合なのは確かだよ」

ハミルトンはレースの合間にしばしばアメリカを訪れており、ニューヨーク、コロラド、テネシーとハワイをお気に入りの場所に挙げる。アメリカで過ごした自身の経験から、F1はアメリカスポーツファンのイマジネーションをとらえるために、もっと努力すべきだと考えている。

「以前とはだいぶ変わってきたよ。ロサンゼルス(LA)でランニングすると、周りの人に気づかれるんだ。それはちょっと衝撃だよ。少し前にLAに行った時はランニング中に数名の人たちにばったり会って、それがたまたまハードコアなF1ファンの人たちだったんだ。アメリカのスポーツファンっていうのは半端なことはしない印象だ。F1のこともカジュアルに見て、とことんのめり込んで夢中になるか、全然関心を示さないかのどちらかだ」

「僕が会うアメリカ人の大半は、僕の仕事のことを聞いてきて、話し始めるとすごく夢中になって、次々質問をし始める。すごく興味を持ってくれて、そこからレースを見始めるんだ。アメリカを通じて知り合い、親しくなった仲間がいるんだけど、彼らはレース週末になると定期的にメッセージを送ってきてくれる。僕より先に行き先を知っていて、とんでもない時間に起き出してテレビを見てくれるんだ」

「悪い意味じゃなく、ちょっとしたウイルスみたいなものなんだよ。そう簡単には感染しないけど、かかってしまえば一気にはまる。アメリカ人には免疫みたいなものがあるような気がする。100%の免疫じゃないんだけど、はまってしまえば後は一気に広がる」

「それは素晴らしいことだし、だからこそもっとレースを増やしてもっと多くの人たちに知ってもらうべきなんだ。彼らはクレイジーなスポーツマン、スポーツウーマンなんだし、僕の経験からいって本当に魅了される人たちなんだ」

© ESPN Sports Media Ltd.