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リカルドの影に「漏らしそうだった」とウォルフ

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2016年9月19日 « マーシャルを回避できて幸運だったとロズベルグ | 5位は無理かと思ったとベッテル »
© Stange/Sutton Images
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シンガポールGPのラスト数周、ダニエル・リカルドがみるみるニコ・ロズベルグのリードを削っていくのを見て、メルセデス陣営は"パンツをぬらしそうになった"とクリスチャン・トト・ウォルフが語っている。

レース後半になってもロズベルグはかなりの余裕を持っているはずだった。ところが、リカルドがスーパーソフトタイヤに交換したことで様相は一変。25秒ほどあったロズベルグのリードはみるみるうちになくなり、最終的にチェッカーを受けたリカルドはわずか0.4秒後ろまで迫っていた。

その間のピットウオールは気が気ではなかったとウォルフはいう。

「ああ、それはもう、パンツをぬらしそうだったよ」と彼はレース後、『Sky Sports F1(スカイ・スポーツF1)』に語った。「恐ろしいほど僅差だったが、これが本来のF1だろう。本当に速い4台のマシンが戦略を変えて勝負した。レッドブルのことは心底尊敬するよ。彼らの終盤の戦略は素晴らしかった。

「われわれには同じことができなかったんだ。やっていたら恐らくリードを失っていただろう・・・リカルドが脅威のペースを見せたことで、とてもエキサイティングな終わり方になった」

皮肉なことに、このドラマが生まれたきっかけは、メルセデスがタイヤ交換のためにハミルトンをピットに入れたことだった。これは彼に表彰台の最後の一角をフェラーリのキミ・ライコネンから取り戻させるための判断で、ハミルトンはその任務を達成した。しかし、これによってそのライコネンをカバーしようとしたリカルドがピットに入ったため、先頭を走っていたロズベルグはステイアウトすることしかできなくなってしまった。

「あの時われわれが気にしていたのはルイスを3番手に戻すことだった。だが、同時にリカルドとレッドブルもあの段階で彼をピットインさせようと考えていたのだろう。それが彼らのたった1つのチャンスだったんだ。だが、あなたの言う通りだよ。われわれはルイスを争いから排除し、ライコネンを排除したことで、彼らに可能性を与えてしまった」

ロズベルグは本来もう一度ピットに入る予定だったが、スーパーソフトタイヤに変えたばかりのリカルドがアウトラップで驚異的な速さを見せたために、メルセデスは慌てて彼をステイアウトさせることにしたとウォルフは認めている。

「彼のあのアウトラップでわれわれは(先頭で戻るために必要な)ギャップを失った。ちょうど彼をピットに呼ぼうとしていたのだが、ダニエルがとんでもないタイムをたたき出してギャップがごっそり削られてしまったため、最後まで走り切るしかなくなったんだ」

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