Mercedes

/ News

  • メルセデス

メルセデス、スタートの問題が再優先

M.S.
2016年9月5日 « 天才的なオーバーテイクを見せたリカルド | グティエレスにはプレッシャーがかかっていたとハース »
© Gasperotti/Sutton
拡大

シグナルオフの際に出遅れてイタリアGPの勝利を失ったメルセデスのルイス・ハミルトンは、次戦シンガポールGPに向けた一番の懸念はスタートだと述べた。

それまでのセッションを支配してきたハミルトンの週末はレーススターで大きく崩れ、ポールポジションから蹴り出しながらも1周目の終わりには7番手に落ちていた。最終的には2位まで巻き返したものの、ハミルトンはスタート失敗のせいで確実に見えていた優勝を逃している。

レース直後、現ワールドチャンピオンのハミルトンは何が起こったのか説明できず、クラッチがミートしなかった可能性を示唆していた。しかし、デブリーフィングを経て決勝日の夕方に行われたメディアセッションでは、より正確な内容を明かしている。

「ドライバーエラーではないって言われたけれど、誰のエラーでもない。ホッケンハイムでニコに起こったのは皆見ているし、僕も今年はさんざんやられている。手順は間違っていなかったんだけど、運悪くトルクが過剰でホイールが最初からスピンしてしまった」

さらなる改善が必要なのか聞かれたハミルトンは次のように答えている。

「もちろん。僕らは改善や学習を決してやめない。今日はまた学んだだろうけど、僕らにとって今年はクラッチが難しいシーズンになっている。すぐに直るものじゃなくて、次のレースでは変えられない。僕らは改善してきたし、スタートを安定させてきたけど、週末ごとに異なるランダムなバリエーションにまだやられている」

「週末の間ずっとスタート練習をして、そのときによってちょっとずつ違っている。時々、グリッドではランダムなバリエーションに見舞われるんだ。ニコにも起こっているし、僕にもかなり頻繁に起こっている。だから、ここに取り組み続ける。他のすべては本当にうまくやっているから、火曜日にはそのことを話し合っているはずさ。ラスト7レースに役立てるために、できるだけ情報を出せるようがんばる。ポールポジションに苦戦しているわけじゃなくて、とにかくラインを離れるときなんだ」

また、チームを率いるクリスチャン・トト・ウォルフも、自身の記者対応にてドライバーエラーを否定すると共に、誰の責任でもないと述べている。

「われわれが昨年にルールを変えた理由は、ドライバーの責任をより大きくし、変化を持たせるためだった。それがまさに起こり、スタートが成功したり失敗したりするし、われわれのシステムはかなり改善したと思う。だが、今日は明らかにマシンもドライバーも問題はなかった」

「われわれが見てとれるのは、手順的な問題だということであり、誰かを責めるつもりはない。ルイスも、エンジニアも、システムも。彼のレースを失わせたので、この件を正確に解決する必要があると思うし、彼とチームがこれを避けるためにわれわれ全員が意見を持ち寄る必要がある」

手順において何かがうまくいかなかった際には誰かに責任があるはずではないかと指摘されたウォルフは「いや、まったく違う。われわれは決して誰も責めない。このチーム、そして私は誰かに責任があるとは決して考えない。ドライバーでも、エンジニアでも、他の誰でもない」と応じている。

「責め始めればそこから下降線が始まる。なぜなら、人々は自分の尻を守ろうとし、マシンにベストの開発をつぎ込むよりはコンサバティブなシステムを作ろうとするものだからだ。ゆえに、誰にも責任はない。この特定のケースにおいて、私はさまざまな事柄の組み合わせだと思っており、一部には昨年にルールを変更した点があり、それが私がそこに至りたくないという理由だ」

© ESPN Sports Media Ltd.