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ウォルフ、ハミルトンへのペースアップの指示を説明

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2016年7月25日 « 不透明なルールはいらないとライコネン | "くだらない"レギュレーションより常識が必要とバトン »
© Mark Sutton/Sutton Images
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ルイス・ハミルトンはハンガリーGPでレースを"必要以上に管理"してしまったかもしれないとクリスチャン・トト・ウォルフは考えているが、それはメルセデスが事前にタイヤについて慎重になるよう警告していたことも関係しているという。

中間スティントで余裕を持って1-2態勢を築いていたメルセデスだったが、突然ハミルトンにペースアップを指示する。これに対し、ハミルトンはタイヤが許す限りのスピードでドライブしていると言い返した。チームが懸念したのは、3番手を走行中のダニエル・リカルドがピットストップでニコ・ロズベルグの前に出てしまう恐れが出てきていたことだった。

ハミルトンがタイトル争いのライバルであり、チームメイトであるロズベルグをあえて後退させていた可能性を尋ねると、ウォルフはこう述べた。「そんなつもりはなかったに違いない。この週末ずっとわれわれは彼らに、タイヤには細心の注意を払わなければならないと言い聞かせていた・・・あのタイヤでは経験がなかったので、彼は必要以上に慎重になってしまったのだろう」

「彼は全てをコントロール下に置き、ニコが後ろにいることを知っていた。(トラフィックの)トレインが急速に近づいていることや、後ろで違う戦略が行われていることには気づいていなかった。全体像を知らなかったので、彼にしてみれば問題ないと思ったのだろう。だから少し緩めていたんだ」

メルセデスはペースを上げなければロズベルグを先にピットインさせることになり、彼のリードが危うくなるとハミルトンに警告。そこでようやく彼のペースは改善し、2人はすぐにリカルドの脅威を振り切ることができた。マシンに乗っているドライバーの視野がレースに対して狭くなってしまうことはままあるとウォルフはいう。

「タイヤは長く持たせる必要があった。彼が無線で言っていたのは、"できるだけいいドライビングをしている"ということだった――それは"最速のドライビングをしている"とは違う。われわれは問題に直面しつつあることを彼に伝える必要があったんだ」

「ドライバーは時として、自分がマシンに乗り、ペースを管理しているのだということを忘れてはならない。周囲の状況は見えないので、ピットウオールを信頼しなければならないんだ。あの時点で、われわれはその意図を彼に明確に伝える必要があった。だからそうしたんだ」

「われわれの伝えたメッセージがいかに深刻だったかというと、ペースを上げなければニコを先にピットインさせて、モナコの時のように君たちの位置を入れ替えることになるよ、というものだ。それが彼に必要なメッセージだった。ペースを上げる必要があると彼に理解してもらわなければならなかった」

戦略を変えられてしまうかもしれないという不安を感じたかとハミルトンに尋ねると、彼はこう述べた。「僕は変わらないと思っていた。ニコの邪魔はしてないし、速ければ彼は自分でギャップを縮めただろう。その後僕は自分のペースを取り戻すことができたし、彼は脅威じゃなかった」

「タイヤについては、例えるなら初めに100ポンドを渡されて、それをレースの間に消費するみたいな感じ。僕は自分が知っている限り賢い方法でそれを消費しようとした。最後にもう少しプッシュしていたら、いい形で最後までたどり着けなかったかもしれない。自分としてはかなりパーフェクトに管理したと思うよ――何も問題はなかった」

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