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「不運なインシデント」とハミルトン

Me / AI / M.S.
2016年7月4日 « ポイント圏内に戻ってきたハース | 最高の瞬間を楽しむマノー »
© Andre/Sutton
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3日(日)に開催されたシーズン第9戦オーストリアGP決勝でメルセデスのルイス・ハミルトンが優勝し、ファイナルラップでハミルトンと接触したニコ・ロズベルグは4位でゴールした。

レース終盤までロズベルグがリードを取る形で1-2態勢を築いていたメルセデスだが、最終ラップでハミルトンが仕掛けた際に2人は接触し、ハミルトンがトップで走行を続けた一方、ロズベルグはフロントウイングを引きずる羽目に。ロズベルグは後続に追い抜かれながらも、何とかフィニッシュラインまでマシンを運んでいる。

ルイス・ハミルトン

「僕はいいポジションにいたから、そのまま走って今日はできる限り多くのポイントを目指していた。優勝をかけたチャンスがファイナルラップで訪れたんだ。ニコがターン1で外側に大きく膨らんだから、僕は良い走りで彼を追いかけて、できる限りのスペースを残して外側に進んだ。だからニコと接触して驚いたんだ。そこからはできるだけハードにひたすらプッシュした。次のコーナーの前で彼のマシンから火花が出ていて遅かったから、彼を抜いたんだ。これはモーターレースだ。チームは僕たちにレースをさせてくれるし、僕たち2人ともレースで勝つことを目標にしている。今日のことは単に不運なインシデントだったよ。僕のファンに会えるシルバーストーンに向かうのが楽しみだ。また良い結果を手にできることを期待している」

ニコ・ロズベルグ

「こういうレースを落とすのはガッカリ。ブレーキをケアしなきゃならなかったから最後の何周かはすごく厳しかったけれど、勝利を持ち帰ることができるって信じていたんだ。僕がインサイドのラインにいて、2人ともちょっと長くコーナーに突っ込んだ。ルイスがターンインしてきて驚いたし、結果としてクラッシュしてしまったね。ときにはこういうこともあるけれど、こんなふうにレースを失うなんて本当につらいよ」

クリスチャン・トト・ウォルフ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ責任者)

「レースのファイナルラップで、1-2フィニッシュのはずがあわや2台でのDNF(リタイア)という状況を目にするのは非常に不愉快だった――またしても自分たちのマシン同士の衝突でポイントを失った。われわれはドライバーたちにレースをさせており、彼らを信頼してそうさせている。しかし、チームメイトとの衝突は望んでいない。これは何としても食い止めねばならないことだ。自分たちの哲学を考え直し、好まれざる決断をしなければならない可能性もある。その選択肢も考慮しなければならないということだ。あの時点までは激しいレースだった。フェラーリがそうすることを予想して、ルイスには1ストップを試したのだが、ニコは早い段階で2ストップに切り替えていた。レースが進むにつれて、次第にニコがトップに立てることが明らかとなったので、ルイスも2ストップ作戦に変更して、勝てる最大のチャンスを与えようとした。ルイスはその時、望ましい方のタイヤであるソフトコンパウンドを履いていた。だが、ニコはソフトのセットが残っていなかったため、フィニッシュまでスーパーソフトを使った。ドライバーたちはブレーキも限界に近かった。レースを通してハードに戦っていたため、ニコのブレーキ・バイ・ワイヤのシステムは残り2周のところでパッシブモードになっていた。接触に関して、私はどちらか一方を責めるつもりはない。タンゴを踊るには2人必要だ。以前にも言ったはずだが、こうしたことはチームメイト間で起こってはならない。一度感情を落ち着かせてから腰を据え、次のステップを話し合いたい」

パディ・ロウ(テクニカル部門エグゼクティブディレクター)

「いつもと違うスターティンググリッドと異なるタイヤ選択によって、われわれの予想通りのとてもイベントフルなレースとなった。ルイスに関しては比較的簡単な計画で、ウルトラソフト、ソフトという基本の1ストップ作戦を考えていた。ニコの第1スティントはウルトラソフトが非常に早くなくなるという難しい状況だったので、彼を2ストップ作戦に切り替えた。すると、トラフィックの中で素晴らしい進歩を見せるようになった。ルイスは、同じように1ストップを選んでいたフェラーリ勢をカバーするためにステイアウトさせた。だいたいの状況が出そろったところで、ルイスの1ストップは他の全員を倒すには十分だが、チームメイトにはかなわないことが分かった。ニコの2ストップが予想よりも速かったんだ。そのため、ルイスにも再びストップさせて、もう1セットのソフトタイヤを使わせることにした。ニコがスーパーソフトにしたのは、ソフトタイヤのセットを持っていなかったからだ。レースの終盤、ニコはブレーキ摩耗の限界に向かっていた。われわれは最善の管理に努めたが、最終ラップに入る頃には彼のブレーキシステムは"パッシブモード"になってしまっていた。これによってルイスの最後のアタックが可能となったのだが、結末はわれわれの望みとは違っていた。チームが勝てたことはうれしいよ。週末を通してマシンのパフォーマンスはとても良かったし、チームパフォーマンスも強力だった。素晴らしい仕事を続けているブラックリーとブリックスワースのチームに祝福の言葉をかけたいと思う」

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