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チーム内ルールを守ったロズベルグ

Jim
2016年5月30日 « レッドブルの敗因はコミュニケーションミス | ハミルトン、"ジェントルマン"のロズベルグに感謝 »
© Mark Sutton/Sutton Images
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モナコGP決勝レースでニコ・ロズベルグがチームメイトのルイス・ハミルトンにポジションを譲るよう指示を受けたのはメルセデスのルールに従った結果だという。

ロズベルグが相棒でありながらチャンピオンシップのメインライバルであるハミルトンを先に行かせたのは16周目のボー・リバージュ。その時点でロズベルグはペースに苦戦しており、チームから指示が出た時にはラップリーダーのダニエル・リカルド(レッドブル)に対して1周あたり1.6秒を失っていた。

パフォーマンス不足はセーフティカーがレースを先導した序盤8周の間にブレーキとタイヤ温度を失ったことが原因で、以降もロズベルグはタイヤを交換するまでペースを取り戻せていない。メルセデスはロズベルグにペースを上げるよう無線で指示を出したものの、ペースアップが困難と分かるとハミルトンに道を譲るよう伝えた。

ロズベルグは競争することなくライバルにオーバーテイクさせたことが「とてもつらかった」と認めつつも、チームのルールに従って行動したと主張している。

「まず、あの時はとても単純だった。もうずっと決めてあるルールがあるからね。あのペースじゃレースの優勝なんて争えないし、もう本当に最悪だったけど、ルイスにチャンスを与える必要があったのは明らか。チームからはペースを上げるように警告されて、でもできなかったから、次のステップとしてはルイスを先に行かせることだから、たぶん、そういう意味ではチームにとって最終的な結果に価値をもたらしたと思っている。だから、あの時はああするのが正しかったってこと。そうじゃなきゃルイスは勝てていなかっただろうしね」

「あれがあったから、モナコでチームが勝利をつかめたんだ。だから、完全に理にかなったことだし、とてもシンプルな話さ。もちろん、とてもつらかった。それは間違いないけど、覚悟を決めるのは簡単だったし、ずっと言っているように、あの瞬間は別にチャンピオンシップのことなんて考えていない」

「モナコで勝ちたかったから今日はがっかり。ホームレースで勝ちたかった。シーズンの中で一番エキサイティングなレースで、僕はここで勝つために来ているから、全然届かなかったことにすごくがっかりしている。それだけ。だから何点差とか、そういうのは気にしていないから分からない」

メルセデスを率いるクリスチャン・トト・ウォルフはロズベルグに対する指示をチームが軽く決断したわけでないと強調している。

「まず、どのドライバーにとってもああいった決定を受け入れるのは非常に難しいことなのだ。われわれはそれを理解している。だからこそ、何周にも渡って状況を調べた。結果、多くのレースタイムを失っている」

「数周ほど様子を見て、タイヤが機能し始めることを願ってみたものの、ほとんどダメージを負ったマシンのような状態だったので、あの判断に至った。これまでやって来たことではなかったので、何度も話し合ったが、マシンに問題があるのは明らかだった」

ウォルフによると、ピットウオールからの指示に対してロズベルグは疑問さえ口にしなかったという。

「ひとつの質問もなかった。最初はできるならペースを上げるように指示し、そうでなければ道を譲るようにと言った。1周後、先に行かせるようにと言ったら、すぐに対応してくれた」

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