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メルセデスの同士打ち:ロズベルグの見解

Jim
2016年5月16日 « 今後も自由にレースをさせるとメルセデス | マグヌッセン、タイム加算で15位に »

メルセデスのニコ・ロズベルグはチームメイトのルイス・ハミルトンがわずかなスペースに飛び込んでくるとは思っていなかったと明かした。両者はスペインGP決勝レースのオープニングラップで接触し、リタイアを喫している。

ヨーロッパラウンドの幕が開いた今週末、フロントローを独占したメルセデスは強力な結果を求めてレースに挑むも、ターン4で1-2フィニッシュの可能性はおろか完走すらも諦めざるを得なくなった。スタートでロズベルグにリードを奪われたポールシッターのハミルトンがポジションを取り戻そうと仕掛けた際に接触してしまったのだ。ただ、ロズベルグによると当時はエンジンモードが不適切な状態になっていたといい、その影響でターン3を抜けた時点の速度はハミルトンに比べると時速17kmも遅かった。

追い抜きを狙うハミルトンが右に動くと、ロズベルグも抜かれまいと守りに入り、ドアを閉じに行ったところでハミルトンがコースをはみ出して芝生に乗り上げ、コントロールを失ってスピン。その勢いでロズベルグのリアに突っ込んだ。スチュワードはレーシングインシデントだと判断したが、ロズベルグは自らの見解を説明している。

「最高のスタートだった。第1コーナーでリードを奪って本当に興奮したし、このレースは僕の勝ちだって思ったんだけどな。ターン3を抜ける時にエンジンパワーがダウンしていて、振り返ってみれば、あの時、適切じゃないモードになっていたんだと思う。ルイスが近づいてきていたからね」

「できるだけ早くドアを閉めた。かなり激し目にインサイドを取りに行ったんだ。そこにスペースはないよって彼に理解してもらえるように。だから、彼がそっちに向かっていったのにはびっくりした。それで終わり。その後はグラベルにはまっていた」

ハミルトンの動きに驚いた理由を詳しく説明するよう求められたロズベルグは「今になって考えれば彼が飛び込んできたことに驚きはない。ただ、あのインサイドのスペースに対して来たことはびっくりした」と返答。

ロズベルグはこの防御の動きについて、バトルなしにリードを譲るつもりはないというハミルトンへの意思表示だったとも話した。

「かなり強くはっきりと、そしてできる限り早く動いた。ルイスに対して、僕はインサイドをカバーするからと示したつもり。レーシングドライバーなら普通、誰だってそうする。そうしないといけないしね。追い抜かれないようにインサイドのドアをブロックする」

ターン3を抜ける際にエンジンモードを変更する必要があったとはいえ、そのことに気を取られていたわけではないと主張したロズベルグは「それは違う」と否定している。

「彼がどこにいるのか常に把握していた。バトルのことだってちゃんと分かっていた。エンジンパワーを得る方法はオーバーテイクボタンを押すことで得ようとしていたんだ。それを押せばオンボードに表示される。普段からよく使うから、それがどこにあるかなんて見なくても分かるし、位置は分かっている。左上のコーナーだ」

当時、どういった経路で不適切なモードに陥ってしまったのか、ロズベルグ自身もチームもまだ確証を得られていないといい、ロズベルグは「理解するためにはまだいろいろと調べてみないといけない。でも、ターン1に向けては違いがないけど、それ以降はパワーを失ってしまうから、間違いなく不利なモードなんだ」と付け加えた。

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