Mercedes

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スペインGP決勝でルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが衝突する事故が起きた後も、メルセデスは両ドライバーに自由にレースを続けさせるようだ。

オープングラップをリードしていた2人のドライバーが激突し、メルセデスは2011年のオーストラリアGP以来となるダブルリタイアという結果に終わった。スチュワードは両ドライバーの責任を追及していないが、ロズベルグが間違ったエンジン設定で走っており、それがチームメイトの接近を許し、ハミルトンが追い越しを狙うことにつながったとレース後に判明している。

前回この2人が接触事故を起こし、クルマに大きなダメージを残したのが2014年のベルギーGP。この事故の後、チーム内で1週間の議論が持たれ、レースの仕方を変更する結果になった。しかし、メルセデス・ベンツ・モータースポーツ責任者のクリスチャン・トト・ウォルフは今回のスペインGPでのアクシデントを受けてもチームのアプローチは変わらないと語った。

「2014年のスパを乗り越えて、あの時とはチームが完全に違う状況にある。彼らにレースを任せるというアプローチを続けることで、いずれこういったことが起こるのは明らかだった。しかし、われわれは彼らにレースをさせ続ける」

「今日はただいくつかの不運が同時に起こって、チームとして負けに終わった。私にとってはスパとは違う」

スペインGPでポイントを取り逃してしまった両ドライバーが、この経験から学んだと思うかと聞かれたウォルフは「確実に十分な勉強になったと思うよ。素晴らしい結果になるはずだったものを逃したのだからね」とコメントしている。

また、同チームの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは当初、ハミルトンに非があるとの見解を述べていたが、ウォルフは責任の追及を望んではいないと述べた。

「面白いことに、われわれがインシデントを調査する時に、チームにはレース経験のある人たちもいて、意見はわれわれ皆が違う。私が持ち帰るのは両サイドから避けることができたインシデントだったということだ。責任の割合を考えるのは難しい」

ロズベルグとハミルトンの間に当然の緊張感があるにもかかわらず、ウォルフは次戦のモナコまでに今回のインシデントを乗り越えることを願っている。

「チームが失望している状況について2人ともかなりイライラしていた。しかし、より重要なことはチームとしてどのようにこのインシデントを乗り越えるかということだ。ここ数戦でチーム内に素晴らしい情熱があり、たくさんの浮き沈みを通ってきた。怒ってはいない。厳しい状況からチームとしてわれわれが立ち直ることができると示すことが、また別のチャレンジだ」

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