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ロズベルグ&ハミルトン、レーシングドライバーなら当然の動きと主張

Me / Jim
2016年5月16日 « 優勝を逃してがっかりするフェラーリコンビ | 今後も自由にレースをさせるとメルセデス »
© Andre/Sutton
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15日(日)に開催されたシーズン第5戦スペインGP決勝でメルセデスはルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの同士討ちの末、ダブルリタイアに終わった。

ハミルトンがポールポジション、ロズベルグが2番グリッドという絶好の位置からスタートしたものの、第1コーナーでロズベルグに抑えられたハミルトンがターン4でポジションを取り戻そうとした際に2人が接触。そろってグラベルに突っ込み、早々にレースを終えることとなった。

2人のインシデントについてはレース後にスチュワードが審議した結果、通常のレーシングインシデントと判断され、両者お咎めなしの裁定が下っている。

ルイス・ハミルトン

「僕はポールからまずまずのスタートを切ったけど、1コーナーへの道のりでスリップストリームを使われてリードを失った。ターン3を抜けて急速にニコに追いついたから、空いていた右のスペースに入ったんだ――クルマの一部は並んでいたけど、芝生に飛び出さなければならなかった。隙間はあったんだから、レーシングドライバーなら飛び込むのが当然だろう。その後どうなったかは見たままさ。僕も傷ついたし、何よりチームのために落胆している。今日は43ポイントも失ってしまったんだから。ここではみんな同じ結果を求めて一緒に仕事をしている。チームは僕のために仕事をして、レースをする機会を与えてくれた。あのグラベルトラップの中に止まった時、僕の頭に浮かんだのはチームへの申し訳なさだけだった――それには心が痛む。でも、僕らは一緒に前進し、モナコでは強くなって戻ってくるよ」

ニコ・ロズベルグ

「最高のスタートを決めて、ターン1のアウト側からルイスを追い抜いた後は有頂天だった。あの瞬間、このレースは僕の勝ちだと思ったくらい。ターン3を抜けると、パワーが落ちているのに気づいた。エンジンモードのスイッチが間違ったところに入っていたせいで、違うモードが選択されていたんだ。ルイスが近づいてきていたから、できるだけ早く分かりやすい動きで右を攻めようと思った。彼に、そっちはダメだよって示すためにね。それなのにルイスがインサイドに来たから、かなりびっくりした。もうそうなったら次にどうなるかは分かる。グラベルにはまった。ショックでたまらない。自分のことだけじゃない。チームを思うと本当にショックだ。ドライバーとして最悪の気分」

クリスチャン・トト・ウォルフ(メルセデス・ベンツモータースポーツ責任者)

「過去数週間に渡って取り組んできたすべてのハードワークを考えると、ノーポイントに終わったことは非常に残念でならない。とはいえ、私は今回のことはレーシングインシデントだと思っている。ドライバーたちはポジションを争っていたわけで、どちらかを責めようとは思わない。ルイスもニコも憤慨している。彼らと話し、画像とデータを見ながら、何が起きたのかを判断した。われわれのように、ドライバーたちに自由にレースをさせていると、こういったことは起き得るものだ。それでも、今日はチーム全体の懸命な作業がグラベルトラップで終わることになってしまった。当然、こんなことは望んでいない。両ドライバーとも、レース週末の度にどれだけのハードワークがなされているかを分かっているだけに、マシンをしっかりと持ち帰る責任がある。チームとして、この数年で成熟してきたつもりなので、ここから前進できると思っている。そして願わくはモナコではポジティブな形で再び戦いへと戻りたい。マックスへの言葉を付け足させてほしい。われわれにとっては最悪の1日だったが、彼はこのスポーツのマジックをうまく生かした。彼には心からの賛辞を送る。きっと、今後多く起こるであろう勝利のほんの1勝目に過ぎないと確信している」

パディ・ロウ(テクニカル部門エグゼクティブディレクター)

「まずはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に祝福を。F1にとって素晴らしい物語だよ。われわれは非常に短いレースに終わり、こんな形で2台のマシンを失ってしまうとは大きな失望だった。この週末に来るまでに信頼性の不安を解消し、予選でのパフォーマンスレベルを達成するために大変なハードワークがなされてきた。それを考えると、受け止めることが難しい結果だ。われわれは圧倒的な形でフロントローを独占し、素晴らしいレースに期待していた。両ドライバーにレースをさせることがわれわれの誇りだ――限界まで競い合えば、ルイスやニコは時として厳しい動きをすることになり、それが今日のような出来事につながることもある。スチュワードはどちらのドライバーに対しても責任を問わないと判断した。われわれにとって何よりも重要なのは強くなってモナコに向かい、より良い形で2016年のチャンピオンシップを追いかけることだ」

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