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メルセデスに手を貸したエクレストン

M.S.
2016年5月2日 « ウォルフ、陰謀説を真っ向否定 | 幸運がポイントにつながったとマグヌッセン »
© Gasperotti/Sutton
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メルセデスはロシアGP決勝までにルイス・ハミルトンのエンジンを修正した経緯を説明し、そこにバーニー・エクレストンの関与があったことを明かした。

同グランプリ予選で前戦に続いてMGU-Hのトラブルに見舞われたハミルトンは、10番手からのレーススタートを強いられた。メルセデスは夜を徹した作業でハミルトンのエンジンは今季の開幕時に使用していたものに戻す傍ら、ターボチャージャーとMGU-Hは新品に交換している。

パルクフェルメルールを順守してピットレーンスタートを避けるために、ロシアGPで導入された新しい燃料システムをイギリスからのチャーター便で現地へ届ける必要があり、これは日曜日の朝、早い段階でソチに到着した。メルセデス・ベンツ・モータースポーツ責任者のクリスチャン・トト・ウォルフはレース後、迅速な輸送はチームの努力と、ロシアの税関を迅速に通す手助けをしたエクレストンのおかげだと認めている。

「これはチームの尽力であり、多くの人々がかかわっていた。ニキ(ラウダ)が飛行機と発着枠の確保に動いた。ある時点でさまざまな選択肢があり、彼はどれが最も早く着くか選ばなければならなかった。パディ(ロウ)のアシスタントを務めるニコールが空港を選別し、われわれは飛行機を確保し、飛行機のスペースを確保し、飛行機に乗る人間を確保した。そして、バーニーが税関を処理してくれた!」

「詳しく言えば、ボックスを積み込んだ飛行機が到着してから90秒以内に、パーツは空港へ向かう車の中にあった。彼がどうやって処理したかは知りたくないね! こういうわけで、彼はルイスがスタートする上で大きな役割を果たしてくれた」

ハミルトンのエンジントラブルは土曜日に限られず、レース中盤、ハミルトンがチームメイトであるニコ・ロズベルグとのギャップを縮めていたときに水圧の問題がその追い上げを阻害した。ウォルフは夜間に急ピッチで進められた修復作業が影響した可能性を否定していない。

「もちろん、マシンを分解してまた組み上げるためにスタッフは途方もなくタフな仕事を強いられた。まだ問題の原因が分かっていなかったので、すべてを念入りに組み上げることが重要だった。レースでピットストップを終えた後、急に水圧が落ち、下がり続けた。致命的な問題であるように見えた」

「まだ原因は分からないものの、おそらく組み立てかシャシーサイドの何らかの問題だろう。何が問題だったかはこれからだ。ある時点で安定したので、ルイスはマシンをフィニッシュラインまで運ぶことができた」

「水圧の低下を目にしたが、どこから来るものなのかは特定していない。マシンを分解したことで引き起こした可能性が最も高いが、まだ分からない」

新エンジンのウオーターリークからくるさらなる問題について懸念しているかについて、ウォルフは次のように応じた。

「ああ、それは分析しなければならない。水圧は落ち続け、ある時点で安定し、その後また下がり続けた。エンジンに大きな隙間ができているかもしれないし、今後のストックにできるかどうかは見てみなければならない」

当初のMGU-Hの問題について、メルセデスはまだ中国やロシアで何がトラブルを引き起こしたのかを解決するには至っていない。この問題のせいで、ハミルトンは今季2基目のエンジンの封を切った。

「まだ分からない。上海でもここでも同じトラブルだった。今回も理由を特定したと思ったが最終的な評価には至っていない。エンジンはブリックスワースに戻され、そこで分析される。もしかしたら昨日のトラブルは上海で起こった問題の結果だったのかもしれない。しかし、これもあくまで理論であり、確信はしていない」

ハミルトンにできる限りのエンジンを届けようとしたメルセデスの尽力を見れば、決勝後にソーシャルメディアに渦巻いた陰謀説にどれほどチームがフラストレーションを抱えているか推し量ることができよう。ニキ・ラウダはネットへの書き込みを"くだらない"と一蹴し、ウォルフはベッドに寝そべってPCに罵倒のメッセージを打ち込む人々を"狂人"と呼び捨てた。

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