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同じトラブル発生に困惑するハミルトン

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2016年5月1日 « ベッテルにも誰にも譲らないとクビアト | フェラーリとの大差に戸惑うロズベルグ »
© Sutton Images
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ロシアGPの予選でエンジントラブルに見舞われたルイス・ハミルトンは、2戦連続で同じ故障が発生したことがどうしても信じられないようだ。

ハミルトンは日曜日の決勝レースをかなり後方からスタートすることになる。早々に走れなくなってしまった中国GPの予選と同じトラブルが発生し、Q3に出られないまま予選を終えている。故障が起きたのは中国のトラブル後に投入した新しいERSだったが、パワーユニットのコンポーネントは5基までペナルティなしで使用できる。

メルセデスは冬のテストでどのチームよりも多くのマイレージを走破しており、鉄壁の信頼性を持つとの評判だった。にもかかわらず、なぜ同じ問題が2度も起きてしまったのか、理由を知りたいとハミルトンはいう。

問題の理解に努めるつもりかと聞かれたハミエルトンは、こう答えた。「もちろん。何が起きているのかとても興味があるから、できるだけ詳細に教えてほしいとチームには伝えてある。テストでは1日800kmを走ってクルマには何の問題もなかった。なのに突然、2回続けて同じ故障が起きるなんて、僕らにそんなことはあり得ないよ」

「最初のレース(中国)で、原因は分かったと言っていたから、そこから学んだものだと思っていた。でも、そうじゃなかったのは明らかだから、もっと取り組む必要があるね。これでまた別のエンジンが投入されるだろうけど、(問題を理解して)それには絶対に起こさないようにしなきゃいけない。大事なのは原因を理解することだ。その重要性は以前より高まっているし、残りのシーズンで使うエンジンの選び方には注意が必要だ。僕にはもう3基しか残っていないから、どこかの時点でまたペナルティを科されてしまうだろう。でも、自分にできる最善の仕事をするよ」

メルセデスのチームメイトであるニコ・ロズベルグに対して、ハミルトンはすでに36ポイント差を付けられている。彼のトラブルによってロズベルグはやすやすとポールポジションを獲得した。最初の3戦でのトラブルの多発や接触について冷静さを保とうとするハミルトンだが、今はポジティブでいるしかないのだと打ち明けた。

最近の出来事に悲しみや怒りは感じているかと聞かれ、肩を落としたハミルトンはつぶやいた。「今はどっちも感じない。言葉が見つからないんだ。今の気持ちを表現するなんて無理だよ。いい気分ではない・・・」

「もちろんきついけど、僕にはどうしようもないんだ。自分がするべき仕事を力の限りやろうと全力を振り絞っているけど、こういうのは運の問題だからね」

それでも、ポジティブな気持ちをキープしたいとワールドチャンピオンは決心している。

「これよりもっと暗黒の日々もあった。こんなのまだましな方だよ! 僕は23年間もレースをしている。全部で何レースになるのか分からないけど、たくさんなのは確かだ。いいシーズンも悪いシーズンも経験して、人生に対してふさわしい視点やアプローチを身につけてきた。僕はそれに助けられて3度のワールドチャンピオンになったんだ。いい勉強をしてきたし、そうして得た経験やツールを使って、4度目にたどり着きたい。僕はそれを取りに行く」

ハミルトンは予選中に2コーナーで飛び出し、正しい方法でコース復帰しなかったとして審議対象になっていたが、こちらは戒告で済んだ。

FIAは次のように発表している。「15時8分、44号車はターン2のランオフエリアで紅白のポリスチレンブロックの左側を走り続けるというルールに違反した」

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