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900馬力以上を生み出すメルセデスのF1エンジン

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2016年2月6日 « ブースとロードンがWECに進出 | ルール改革断行を求めるルノー »
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マネジングディレクターのアンディ・カウエルによると、メルセデスの現行エンジンは出力が900馬力を越えており、その開発率が今後鈍る予定もないという。

2014年に現在のレギュレーションが導入されて以来、メルセデスはF1を支配している。その間彼らはパワー面でライバルに大きなアドバンテージを誇ってきた。今週、ブリックスワースにあるチームのエンジンファクトリーでプレゼンテーションを行ったカウエルは、現行の1.6リッターV6ターボがすでに2005年の3.0リッターV10メルセデスエンジンを上回るパワーを出していることを明らかにした。

「(われわれが製造した中で)最もパワフルなF1エンジンであり、900馬力を越えている」とカウエルは説明する。「この小さく機敏な1.6リッターエンジンにしてはなかなかのものだろう。そのパワーのでどころはというと、効率性だよ。そこにはロードカーのテクノロジーと、MGU-Hに関しては新しい先進テクノロジーが使われている」

今のルールでは燃料流量が制限されているため、エンジンからパワーを引き出すためには効率性が鍵となる。メルセデス製パワーユニットの熱効率は45%を越えているとカウエルは公表した。つまり、燃料内にあるポテンシャルエネルギーの45%がクランクシャフトに伝達されるということだ。さらにERSがフルパワーで稼働していれば、効率性は50%を越えるという。

参考までに、2013まで使われていたV8エンジンの熱効率は29%。2014年の初代メルセデスV6ターボの熱効率は40%だった。このまま同様に効率性を向上させ、ひいてはパワーを引き出すことは、2016年とそれ以降も可能だとカウエルは主張する。

「熱効率は2014年時点から上がっており、2015年は大きな改善がみられた」と彼は述べた。「2016年も上がると予想できるし、将来的にも上がるだろう。誰もこれが限界だなどとは言っていないからね。ファクトリーを歩き回って、これがうちの最大限だとか、これで最適だなどという声は聞こえてこない」

「大きなゲインを見つけるのはますます困難になるか? ああ、そうだろう。だが、小さなゲインなら多くのエリアに潜んでいる。金鉱の採掘に少し似ているよ。ほこりだらけになって懸命に掘り続け、時たま大きな塊を発掘できれば笑顔になる。われわれは今も塊を発見し続けている」

「開発が進み、この数年間でわれわれは大きなゲインを得てきた。そして2年間のレースで成長を見せてきた。それが止まるとは思わないし、すでに限界に達したと考える者はここにはいない。現在の熱効率は顎が外れるほど驚異的だよ。その高い効率性を損なうことなくロードカーの世界に適用することができれば、ロードカーにとっても素晴らしいものになる」

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