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メルセデス、移籍予定の従業員をデータ持ち出しで告訴

M.S.
2015年12月8日 « 「批判がHondaの役に立った」とアロンソ | 2014年とはすべてが違っていたとライコネン »
© Sutton Images
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フェラーリに移籍する従業員に対し、機密のデータや文書をコピーしたとしてメルセデスが訴えを起こした。

『Bloomberg(ブルームバーグ)』が伝えるところによれば、2012年5月から『Mercedes AMG High Performance Powertrains(メルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズ)』に所属し、パフォーマンス・アプリケーション・チームのリーダーを務めていたベンジャミン・ホイルが、今月で契約が終了した後にフェラーリへ移籍する意向を今年の早い段階でチームに伝えていたという。メルセデスの訴えではホイルが"2015年ハンガリーGPのレースレポートやエンジンに関連するマイレージおよびダメージデータ、ならびにレースの原データファイルを解読するのに必要なコードを収めたファイル"を含む複数のファイルを検索し、保存していたとされている。

5月に移籍の意思を知らされたチームは、慎重に扱うべきデータとの接触を制限するべくホイルの配置替えを行った。しかしながら、ホイルがなおも機密情報にアクセスしようと試み、後に自身の不正行為を隠すためにファイルを消去したというのがチームの主張だ。

メルセデスの訴えはフェラーリの不正行為を問うものではないが、ホイルの行動がフェラーリにアドバンテージをもたらすことにつながった可能性を強調している。

「ホイル氏の行為は信頼関係を崩壊もしくはそこに深刻なダメージを与えるものだったと捉えられる。ホイル氏が不法な利益を得て、フェラーリにもその可能性があった」

メルセデスが求めているのはすべての文書と情報の返還、法的費用の支払い、ならびに2016年シーズンが終わるまでホイルがフェラーリや他のF1チームに加入するのを妨げることだ。

メルセデスの声明は「メルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズLtd.と一名の従業員をめぐる法的措置が進行中」だと説明し、「同社は知的財産を守るため、適切な法的段階を踏んでいる」と続けた。

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