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ウォルフ、戦略判断はピットウオールが下すべき

Jim
2015年11月17日 « マルドナドの事故に「またか」とカルテンボーン | 同一マシン間の追い抜きは難しいとフェルスタッペン »
© Sutton Images
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メルセデスのクリスチャン・トト・ウォルフはもしドライバーがコックピットから思い通りの戦略を判断して戦えば「すべてのレースで敗北」するだろうと語った。

ブラジルGPでニコ・ロズベルグの後方に居続けたルイス・ハミルトンはレース後、汚れた空気を抜けだして本来のペースを発揮するため、チームメイトとは異なる戦略を試したかったと明かしている。メルセデスは3番手につけていたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が予想より早めにピットインしたことを確認してロズベルグに3ストップ戦略を適用、さらにハミルトンにも同様の戦略を指示した。

気持ちが高まっているレース中にチームの戦略に疑問を呈することは何ら問題ないと強調したウォルフは「マシンに乗っているドライバーが感情的になるのは理解できる。われわれは番犬を雇っているのだ。子犬が欲しいわけではない。彼らには番犬らしくいてほしいと思う。時にやや張り詰めることはあるが、それは大丈夫だ」とコメント。

とはいえ、レース中のドライバーが熱くなる事実からも分かるように、だからこそ戦略の判断は常にピットウオールが下さなければならないのだとウォルフは言う。

「われわれにはストラテジストがいる。マシンにいるドライバーが戦略を決め始めたら、きっとすべてのレースで敗北するだろう。本能で決めるものではないからだ。時にその本能が正しいこともあるかもしれないが、すべてのデータが揃っていない状態では大半のレースを見誤るだろう。そのためにストラテジストがいるのだ」

ハミルトンの戦略を変更しなかったことでレースが退屈になったとの意見について、メルセデスはショーを良くするためにドライバー間に見せかけの論争を生み出すことを望んでいないと強調したウォルフは次のように述べている。

「ファンとして、間違いなくそれは理解できる。だが、さまざまなエスカレーションがある。過去にいくつかのチームがそうしてきたように、明らかなナンバー1と明らかなナンバー2として、ナンバー2はもう一方に近寄れない、という風にすることはできた。しかし、われわれはそれを変え、2人のバトルを認めて管理するのは時に難しいこともあり、例えば、もう一歩踏み込んで今度はストラテジスト同士を戦わせる手も可能だが、そんなことがやりたいわけではない」

「チーム内の論争は有害だ。ドライバーだけでなく、ブラックリーとブリックスワースの現場組としてチームでひとつまとまりなのだ。何より優先されるはチームである。ファンの観点からすれば理解できることも、チームの観点からすると、われわれはこれを変えるつもりがないと、おもしろくない答えを言うことになる」

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