Mercedes

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シンガポールGPのレース終盤にリタイアの原因となったパワーの問題によって、ルイス・ハミルトンはわずかな勝利の可能性を失ったと考えている。

メルセデスはこの週末ずっとペースに苦しんではいたが、タイミング良く入ったセーフティカーによって、ハミルトンはソフトタイヤで4番手に復帰した。前の3人は全員スーパーソフトを履いていた。セバスチャン・ベッテルがダニエル・リカルドを抑えてチームメイトのキミ・ライコネンを援護する中、ハミルトンは先頭から2秒以内を走っており、後に速い方のタイヤに交換するまでにそのスティントを引き延ばすことが可能だった。

しかし、レースがワールドチャンピオンに有利な方向に転がりかけたところで、彼は突然のパワーロスに見舞われ、順位をみるみる落としてしまう。放送された無線を聞けば、メルセデスとハミルトンが懸命にトラブルを解消しようと手を尽くしていたことが分かる。結局、ハミルトンエンジンを守るためにリタイアすることを自らチームに提案した。

「僕はクルマの中で超楽観的だった。本当にそうだったんだ」とハミルトンは述べた。「前の人たちはオプション(スーパーソフト)で僕はプライム(ソフト)だったのに、楽に彼らについていくことができた。だから、こう思ったよ。"このレース、まだいけるぞ"ってね。ペースは良く、完全にコントロールできていた。僕はただ本気でプッシュできるタイミングを待っていたんだ。でも、その時はやってこなかった。僕はパワーを失い、応急措置が可能なことを望んだけどだめだった」

彼がメディアに対応していた頃、コースにファンが乱入して2度目のセーフティカーが投入された。彼がまだ走り続けていたならば、異なる戦略を実行するチャンスは無効になっていたかもしれない。ハミルトンの言葉によると、いったん集団の後ろに落ちてしまった以上、リタイアすることが最も賢明な判断だったという。

「急にパワーを失い、チームに言われたとおりにあれこれ変更を試したけど、何も変わらなかった。(マノー)マルシャの1台にオーバーテイクされて、勝機が失われたことを知った。彼らにさえ離され始めたから、ポイントも論外だと分かった」

今回のレースでハミルトンのチャンピオンシップリードはメルセデスのチームメイト、ニコ・ロズベルグに対して41ポイントに縮んでいる。

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