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わずかなタイミングで逸れたロズベルグの勝機

M.S.
2015年7月27日 « マクラーレン、将来のラインアップは優先事項にあらず | まだ誇れるフェラーリではないとアリソン »
© Sutton Images
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セーフティカーが入ってくるのがあと1周遅ければ、ハンガリーGPの優勝を祝っていたのはニコ・ロズベルグだったかもしれないと、メルセデス・ベンツ・モータースポーツ責任者のクリスチャン・トト・ウォウルフが語った。

実際のレースではベッテルが終盤を流す余裕の走りでトップチェッカーを受けたものの、ウォルフはロズベルグが最終スティントで速さに優るソフトタイヤに履き替えていれば勝利をつかめただろうと考えている。メルセデスはセーフティカー出動下でポジションを守るために想定より1周早いタイヤ交換を強いられたが、想定外のピットストップに備えて温められていたのはソフトタイヤではなくミディアムタイヤだった。

ウォルフによれば、メルセデスのガレージでは予定外のピットストップに備えて常に1セットのタイヤが"ポッド"で温められているという。しかし、セーフティカーが出動したのはメルセデスがポッドのミディアムタイヤをソフトタイヤに変えようとした直前のことだった。そして、日曜日のレースではソフトの方がミディアムよりもはるかに速かった。

「手順としては、クラッシュやフロントウイングの脱落等があったときにタイヤが間に合うよう、デフォルトのタイヤが用意されている。そして、あと28周から29周あったため、ポッドに入っていたのはまだミディアムタイヤだった。(ミディアムからソフトへの)クロスオーバーはちょうど残り27周から26周で、1周のうちに別の選択肢に変えていたはずだ。1周後ならオプションだった」

ロズベルグのペースはミディアムでも良かったものの、ソフトを履いたダニエル・リカルド(レッドブル)からの猛攻に遭い、最終的にはクラッシュからのパンクチャーにつながったとウォルフは振り返っている。

「プライムでわれわれに問題がなかったのは見えただろうし、ニコのマシンもそうだった。ニコはベッテルの後ろでオプションを履いていたならレースに勝利しただろう。ちょうどハード側からソフト側へのクロスオーバーだったため、その機会を引き出せなかった」

第2スティントではチームメイトのルイス・ハミルトンよりもかなりペースが遅かったロズベルグだが、その問題についてはまだ調査中だという。

「ニコのマシンには昨日から問題があり、それが2台のペース差につながった。その理由を突き止める必要がある。アンダーステアがかかわっている様子さえあった」

ロズベルグ本人もこうつけ加えた。

「(ペース不足には)説明がつかない。プライムのペースはフェラーリに比べてずっと良かったのがはっきりしている。でも、オプションのときは彼らが速かった。僕はバランスも悪かったんだけど、それは単に予選でかなりバランスが悪くて、レースに向けて正そうとした反動に過ぎない。でも、フロントウイングについてはかなり別の方向に行ってしまった」

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