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メルセデス・ベンツ・モータースポーツ責任者のクリスチャン・トト・ウォルフはスペインGPの1-2フィニッシュを大仰に捉えず、マレーシアの過ちを繰り返してフェラーリをあなどるようなことがあれば愚かだと述べた。

カタロニア・サーキットは空力の影響が大きく、しばしばそのシーズンにおけるマシンの強さの指標とされてきた。優勝したメルセデスのニコ・ロズベルグは3位に入ったフェラーリドライバーのセバスチャン・ベッテルに45秒差をつけてチェッカーフラッグを受けており、レース後にこの結果はメルセデスがフェラーリとの開発競争を制した証だと話している。

フェラーリが今季唯一の勝利をマークしたマレーシアGPをメルセデスは"警鐘"と位置づけてきた。フェラーリのチャンスを低く見積もっていたというのだ。ウォルフはスペインでのロズベルグの優勝の後、注意を説きたがっている。

「われわれは常にいわゆるギャップというものに懐疑的だ。注意をおこたればあっという間に不利になり得るし、警戒こそ、ここ2週間にわれわれがやったことだ。われわれは脇目もふらず、マシンにアップデートをもたらすという自分たち自身のしごとに集中していた。エンジンサイドとシャシーサイドのメンバーが、いくつか本当に素晴らしい仕事をした。それらを静かで自信に満ち、勤勉なやり方でやり遂げることができれば、次第に結果はついてくる。私が過度に楽天的になることを望まず、このやり方で続けていくと話すのはそれが理由。マレーシアで見たように、簡単に窮地に追い込まれるのだから」

メルセデスにとってマレーシアでの大きな問題の一つは、酷暑の中でタイヤをうまくケアするフェラーリの力だった。スペインでは熱がそれほど重大な要素にならなかったものの、ウォルフはどこで苦戦しているのかを理解するためにチームが懸命に作業したと語る。

「われわれはマレーシアから多くを学んだ。理解しようと懸命に働いてきた。タイヤのパフォーマンスについてはあまりに多くのファクターがあることを念頭に置かねばならず、たくさんの変数や、温度や圧という点のさまざまなパラメーター、タイヤのダウンフォースといったそれらすべてがリザルトにつながる。したがって、われわれはかなりの時間を費やして今季のマシンがこのタイヤと最もうまく収まる部分はどこなのかを評価、分析した」

ウォルフはバルセロナの最初の2セクターで両者のマシンがかなり匹敵していたことを指摘し、ベッテルに対するロズベルグのアドバンテージの大きさについては一つの単純な回答があるわけではないと考えている。

「特効薬的なものはない。ライバルよりもマシンをコンペティティブにするカギはここだと言えるようなものはなく、たくさんのものが一緒になっている。それぞれのチームがセクター1とセクター2でかなりイーブンだったのが見て取れるが、われわれのマシンはセクター3で強かった。低速のメカニカルグリップがあり、タイヤが機能して、それらを適切なウインドウに収めていた。すべてのタイヤで違うし、仮に一つのアイテムを選べるのなら、私が選ぶのはセクター3で強いマシンを持つことだ」

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