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ブレーキ・バイ・ワイヤ問題を説明するメルセデス

Jim
2015年4月20日 « 2015年第4戦ドライバーコメント決勝 | ロズベルグ、ブレーキトラブルで失った2位 »
© Sutton Images
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フェラーリに対抗する競争力につなげようとルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグのマシンに施されたセットアップ変更がバーレーンGP決勝レース終盤に2台を襲ったブレーキトラブルを招いてしまったようだ。

ロズベルグは最後から2周目のターン1への進入でブレーキ・バイ・ワイヤに不具合が生じて深く突っ込み、その隙を突いたキミ・ライコネン(フェラーリ)に追い抜かれてしまった。

メルセデスのテクニカル部門を率いるパディ・ロウは「ニコ(ロズベルグ)のシステムをレースの1周目からすべてを確認したが、ラスト3周目にダメになっていた。だからニコがロングに突っ込んでしまったのだ。ブレーキ・バイ・ワイヤのシステムが能動的から受動的にコンバートしており、もはやパワードシステムではなくなっていた。それは構わないのだ。まだブレーキは生きているから。しかし、それに慣れるのに少し時間を要する」と説明。

ハミルトンはファイナルラップのターン1でブレーキをかけた時に問題が発覚。ロウはレースに大きな影響を与えなかったとはいえ、ハミルトンのケースもブレーキ・バイ・ワイヤの故障だったと明かしている。

ハミルトンは「何台かバックマーカーの後ろにいた時にブレーキがちょっと暖かくなったんだと思う。マシンの後ろにつくと、ブレーキに涼しい空気が入ってこなくなるから、ちょっと熱を帯びちゃうんだ。でも、そこまで大問題にはならなかった」とコメントした。

また、モータースポーツ責任者のクリスチャン・トト・ウォルフはロングランでフェラーリがタイヤのアドバンテージを有していることが示された初日を終えて、翌18日(土)までにセットアップ変更を施したと説明。この変更によりブレーキに余分な負担がかかり、結果として故障に至ったという。

「セットアップの問題だ。マシンに施した変更がブレーキ温度を若干阻害することは分かっていた。自分たちがやっているのがどういうことかは分かっている。ただ、オーバーテイクの多いハードなレースになってしまい、ニコの方は特にそうだった。そして、2台ともレース終盤にバックマーカーの追い抜きに手こずった。他車の後ろを走ると、気流が乱れる。これがブレーキがダメになった理由だ」

「決して、たったひとつのソリューションにはならない。だから金曜日と土曜日の午後に抱えた問題にはいくらかの調整をもって対応しようとした。そのひとつがブレーキ摩耗の機能に関連しており、後知恵になるが、これが問題を引き起こし、あわや、われわれのレースを台無しにしかけ、2位の結果を確保できなかった。今後は違った形にできるよう、もう一度、調べることになるだろう」

また、ウォルフはロズベルグのレースに集中していたチームがハミルトンのトラブルに驚いたと認めている。

「興味深いのはマシン全体や抱えていたトラブルについて議論しながら、ライコネンの追い上げをモニタリングしていたので、温度が高くなっていることも分かっていたし、ニコのマシンのブレーキ故障は取り立てて驚かなかった。ルイスのマシンはちょっとしたサプライズだ。キミがやって来るのを見ながら、バックマーカーの渋滞をかわしていく中でジェントルにプッシュしたことと関連しているはずだ」

「ルイスの(トラブル)はラストラップのロングストレートでヘビーブレーキングをかけた後。つまり、彼はブレーキ・バイ・ワイヤがまったくない状態で最後のラップを走り切ったのだ」

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