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バトルの管理強化を検討するウォルフ

M.S.
2015年4月13日 « F1に変化を求める中国GP | ロズベルグ、落胆を乗り越えてバーレーンへ »
© Sutton Images
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メルセデス・ベンツ・モータースポーツ責任者のクリスチャン・トト・ウォルフは、フェラーリによってレースの勝利が脅かされたと感じたときにはピットウオールからより厳しい指示が飛ぶようになるかもしれないと警告している。

ウォルフはフェラーリのマレーシアGP優勝がチームに"警鐘"を鳴らし、これまでよりも接戦を予測して中国GPに臨んだことを認めた。それでも1-2勝利を決めたメルセデスだったが、2位フィニッシュのニコ・ロズベルグは前を行くチームメイトのルイス・ハミルトンがレース中盤にスローダウンし、 後ろからフェラーリのセバスチャン・ベッテルが接近してきたことで、自分のレースは必要以上に難しくなったと感じている。

ウォルフがハミルトンを責めることはなかったが、ベッテルがロズベルグの前に出てハミルトンがリタイアするようなことがあれば、メルセデスがレースを失っていた可能性を指摘。フェラーリの脅威が異例ではなくなってきた今、チームがドライバーの扱いに差を付ける必要があるかについて、ウォルフは上海のピットウオールから好まれざる無線メッセージを送り始めていたかもしれないと振り返った。

中国GPでは"レースリザルトへのリスクを避けるためにやる必要のあること"として断固とした指示を飛ばしていたかもしれないというウォルフは、次のように続けている。

「彼(ハミルトン)は何も間違っていないが、われわれは今すぐペースを上げる必要がある、という指示を飛ばす寸前だった。フェラーリに勝利を奪われるリスクを見て、広くは受けいれられないような指示を出す状況になっていたかもしれない。(レースを)フリーズさせるなど、そういったことは一切するつもりはないが、彼らをより管理する必要がある状況になるかもしれない」

ドライバーよりもチームの利益が常に第一だとウォルフは繰り返した。

「ドライバーたちとともに決めたわれわれの一番の方針は、チームやビッグブランドに対してわれわれには大きな責任があるということだ。2人だけの問題ではなく、これらのマシンに取り組んでいる1,000人のメンバーがいる。レースの勝利を逃すリスクを前にすれば、彼ら2人に介入する指示を出すだろう。最後の瞬間までお互いをプッシュさせた昨年ほどのギャップはもうない。2人のギャップを管理する必要がある」

しかし、ウォルフはピットオールがドライバー同士のレースをやめさせるような事態にはならないと言う。

「過去に見てきたような、明確なチームオーダーと理解しているもの、たとえば"たとえ君の方が速くてもオーバーテイクは許されていない"というたぐいのものは、正直なところ避けたい。なぜ過去にチームらがこういったことをしたのかは理解できる。彼らはチャンピオンシップを失う脅威にさらされていたのだ。恐ろしいことだ。われわれはまだそういう状況になっていないが、ドラスティックな指示を出すことなく管理を強化するのが今のところの可能性だ」

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