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マッサの働きに期待するロズベルグ

M.S.
2014年11月10日 « マルシャも最終戦の復帰をあきらめず | マルシャ、解決すべき問題はわずか »
インテルラゴスで差を縮めたロズベルグ © Getty Images
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インテルラゴスで優勝したニコ・ロズベルグ(メルセデス)は、"アブ・ダブル"の決戦のみを残した状態でチームメイトであるルイス・ハミルトンとの差を17ポイントに縮めた。

スピンが原因で勝利を逃したと語ったハミルトンだが、ポールからスタートしたロズベルグの立場からすれば、ハミルトンのことを常にコントロールしているように感じたと主張している。

同時に、オースティンでハミルトンの勝利を止められなかったために、チャンピオンシップはすでに自身の力だけではどうにもならないことをロズベルグは知っている。アブダビで再び優勝できたとしても、ハミルトンが2位に入れば、勝利の女神が微笑むのはハミルトンの方だ。

そこでロズベルグが目をつけるのが、ブラジルGPで3位に入ったマッサだ。マッサがアブダビでメルセデスコンビの間に入れば、ロズベルグにもチャンスがある。

「ルイスがアブダで2位に入ったらもうダメだ。彼は3位以下でフィニッシュしなければならない。僕はフェリペがアブダビ前に十分リラックスする気にさせなくちゃね。目覚ましい走りで2位に入ってもらわなくちゃ!」

しかしながら、ハミルトンはそれぞれのレースで勝利に向かってプッシュしてきたものの、2014年シーズンを決するレースをいかに戦うべきかはすでに知っているとほのめかした。

「2008年の僕の最初のタイトルとは全然状況が違うけど、僕には勝利の方法が分かっている。前ほどのリスクを負わなくていいのは確実だから、かなりのリスクがある状況になっても、僕の経験がものを言うよ」

そのハミルトンの言葉からは、アブダビで"どんな犠牲を払っても勝つ"といったアプローチをとることはないように見える。

今季は最終戦が議論を呼ぶ"ダブルポイント"制で行われるが、メカニカルトラブルなどが起こった際、ハミルトンが築いてきた大きなリードが帳消しになってしまう可能性があることがその理由だろう。

このシステムの立案者であるバーニー・エクレストンでさえ、ダブルポイントのプランがこういった状況に帰結するとは想定していなかったという。

ハミルトンはこのシステムは"アンフェア"だとのメッセージを残してブラジルを去った。

2人のチャンピオン候補のボスであるメルセデスのクリスチャン・トト・ウォルフは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にこう話している。

「(信頼性が)彼らのどちらかを破滅させたとすれば、チャンピオンシップには暗い影が差すだろう。誰もダブルポイントを好んでいない。これについて話し合う必要があり、もしかしたら来年には撤廃することになるかもしれない」

「アブダビではマシンのすべてのパーツがダブルチェックされる。すべてマイレージの少ないパーツを使うつもりだ」

さらにウォルフは、ここ数週間で2人の関係から毒が消えたように見えるものの、ミルトンとロズベルグがアブダビでクラッシュする可能性を今も懸念していると認めた。

土曜日の夜、チームディナーにロズベルグが出席する一方でハミルトンは姿を見せなかったことが明らかになっているが、ウォルフは両者がお互いのテクニカルな情報すべてにアクセスできると主張している。

「チームの雰囲気は緊張をはらんでいる。彼らはここ(ブラジル)で言葉を交わさなかったが、それには問題ない。選手権は決定的なフェーズに入っており、このチームにおいてわれわれはそれを肌で感じている」

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