Mercedes

/ News

  • メルセデスGP

メルセデスGP、「F1の利益のため」控訴断念

Jim
2010年5月18日 « スチュワードを務めたヒルに批判のメール | 意見が分かれるシューマッハのオーバーテイク »
控訴しないことを決めたメルセデスGP © Sutton Images
拡大
関連リンク

メルセデスGPはミハエル・シューマッハにペナルティを科したモナコGPスチュワードの裁定に控訴しないことを決めた。

FIAの規約に従い、メルセデスGPは裁定発表から1時間以内に控訴の意志があることを表明。正式な上告手続きは48時間以内に行う必要があった。

18日(火)に発行された報道声明で、メルセデスGPは結果には「到底満足できない」としながらも、「F1の利益のため」控訴しないことを決断したと述べている。

また、シューマッハおよびチームメイトのニコ・ロズベルグに対してモナコGP決勝の最終コーナーでレースをするよう告げた理由については統括団体であるFIAも認識しており、多くのチームが同様の見解であるとも説明。

さらにメルセデスGPはスポーティング・ワーキング・グループの次回会合で規約の解釈について議論する意向も示し、20秒加算のペナルティを"不均衡"としたメルセデスGPの見解を聞くことについてFIAも同意しているとしている。

一方、同じ18日には1996年のF1ワールドチャンピオンで、シューマッハのかつてのライバルであるデイモン・ヒルが、彼が偏見で行動したと信じる者から"嫌がらせのメール"を受信していると明かし、元ドライバーが完全な権利を持つスチュワードとして加わる方針を"不愉快"に感じていると報じられたが、メルセデスGPの声明にはこの報道に言及したと見られる節もある。

メルセデスGPが発表した声明は以下の通り。

「2010年モナコGPのファイナルラップにおいて、メルセデスGPペトロナスはチームのドライバー陣、ミハエル・シューマッハおよびニコ・ロズベルグに対して、第40条7項および第40条11項で認められている通り、セーフティカーラインからフィニッシュラインまでレースをするようにと指示した」

「メルセデスGPペトロナスはレースがセーフティカーコンディションのまま終了する場合、オーバーテイクを認めないという第40条13項は百も承知している。しかしながら、レースコントロールからは"セーフティカーはこの周回で解除"と"トラッククリア"というメッセージが発せられており、セーフティカーラインを超えたところでマーシャルがグリーンフラッグおよびグリーンライトを掲示していたことは、レースがセーフティカーの下でフィニッシュせず、すべてのドライバーが競争できたことを意味している」

「トップ10でフィニッシュしたチームはそれぞれのドライバーにフィニッシュラインまでレースをするよう指示したと見られることから、この意見は大部分のチームが共有してくれるものと思われる」

「レース後のスチュワードとの議論で、彼らはわれわれの解釈を理解し、今回の件に先例がないことも認めたものの、最終的にわれわれの見解に賛同は得られなかった」

「メルセデスGPペトロナスは過去のドライバーがスチュワード陪審団の一員に加わることを完全に支持しており、モナコGPのスチュワードが本件に関して専門的、公平かつ適切に対処したことについては十分に満足している」

「FIAは次回のスポーティング・ワーキング・グループの会合に第40条13項を議題に含め、レース後に科されるペナルティの規模についても検討することに同意した。われわれはマイケルに科された20秒加算のペナルティがあの状況では不均衡であると考えている」

「この結果には満足していないが、FIAがわれわれの解釈の理由を認めてくれたことをうれしく思う。したがって、F1の利益のため、メルセデスGPペトロナスは上告を申し立てない」

© ESPN Sports Media Ltd.