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チームオーダーはなかったとメルセデス

M.S.
2014年4月7日 « レース終了を待たずに去ったモンテゼモーロ | 来月にサウンド改善策のテストか »

メルセデスのテクニカルエグゼクティブディレクターを務めるパディ・ロウはチームのドライバーたちがバーレーンGPで明確なチームオーダーを無視することはなかったと主張した。

レース中にルイス・ハミルトンやニコ・ロズベルグに話しかけることはめったにないロウだが、今回は残り10周の段階で2人に「2台とも必ず無事に帰るよう」呼びかけた。

多くのリスナーにとって、それは明確なチームオーダーだと受け取られているが、 "OK"と応じたロズベルグはその後、前を行くハミルトンに猛プッシュをかけた。

レース後、チームの非常勤会長であるニキ・ラウダは笑いながらロズベルグとハミルトンはロウの指示を明らかに"聞かなかった"と話している。

「彼らはレースしているが、それは哲学の枠の中でだ」とラウダは『Welt(ヴェルト)』紙に語っており、その哲学とはどうやら"クラッシュしない"ことであるようだ。

ロウは2人が指示を守って満足だと述べている。

「それが何よりもうれしい。この10年でも最高のレースの一つだった。あれ(無線の指示)はポジションの維持を目指したものではない。ただ彼らに対し、互いにスペースを開けることを思い出させたかった」

『Spiegel(シュピーゲル)』紙にはクリスチャン・トト・ウォルフが「彼らは3戦目で愚かなことは何もしないということを知っていた」と賛意を示した。

ロズベルグもまた、ロウの無線がチームオーダーではなかったと振り返る。

「世界中が"ほら来た、チームオーダーだ"と思っているのはよく分かっていたけど、全然そういうものじゃないんだ。どちらにしろ、あのメッセージは明確だった。でも、僕らはすごくハードにドライブしていながらも、結局は必要とされる敬意を持っているんだから本当はああいうメッセージは必要ない。だけど、僕らはずっと自由にレースしていた」

バーレーンで注目を集めたもうひとつの"チームオーダー"はワールドチャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)に対するものだ。ベッテルがペースの速い僚友ダニエル・リカルドを抑えて走っていた際、ピットウオールからは次のような指示が飛んだ。

「セバスチャン、リカルドを先に行かせてくれないか。彼は君より速い」

ベッテルはこれに応じ、リカルドは表彰台まであと1歩の4位でレースを終えた。

「ダニエルへの期待が高まっている」とレッドブル代表のクリスチャン・ホーナーは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にコメント。

「彼は最高のドライバーと戦えることを証明した。彼が優秀なのは分かっていたが、正確にどれくらい優れているかはまだわれわれにとって全面的に明らかではなかったのだ」とホーナーは続けた。

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