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ハミルトンに猶予をとブラウン

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2013年5月29日 « ベッテル、最速を出したのは"退屈だったから" | "スパイゲート"級の処分を予想するマルコ »
「ここ3戦は力をまったく出せなかった」と落ち込むハミルトン © Sutton Images
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今年のメルセデスをルイス・ハミルトンがフルに使いこなせるようになるためにはしばらく時間がかかるとロス・ブラウンは考えている。

ハミルトンにとって新チームで迎えた初めてのシーズンは良いスタートを切ったかに思えた。第3戦までは順調だったものの、その後はチームメイトのニコ・ロズベルグの影にかすんでしまっている。モナコの予選で3連敗を喫したハミルトンは、6年間を過ごしたマクラーレンを出て、与えられた新しいマシンへの適応に苦しんでいることを認めた。

「最初のレースもこうだったし、冬のテストでも苦戦していた」と彼は述べた。「ブレーキシリンダーやステアリングホイールといったマシンのセットアップが以前のものとまったく違うんだ。長年いたそこ(マクラーレン)ではすべてが僕にピッタリ合っていて、ずっと変わらないことに慣れていた。それが今年の序盤での僕の弱点。特にここ3戦はそれが大きかった。今回は今までで一番キツかったよ」

チーム代表のブラウンはハミルトンがマシンのベストを引き出すためには時間がかかると考えているが、向上心をむき出しにする彼のドライバーに満足しているという。

「ちょっとしたことだと思う。ドライバーのコミュニケーションの取り方、マシンをどうしたいのかという理解度、自分のニーズに合わせたチューニング方法などだ」とブラウンは言う。「ルイスには優秀なスタッフと経験豊かな人々がついており、あとは彼の必要性や要求を正確に引き出すだけだ」

「それはニコの必要性や要求とは違うかもしれない。マシンに乗った時の2人の力は非常によく似ているが、少しだけ時間が必要だ。ニコは4年か5年このチームにいて、チーム内の機微を正確に理解している。一方ルイスはその理解を深めている最中だ――マシンの特定の側面について議論がしたい時に誰の所へ行けばいいのかといったことをね」

「それには少しだけ時間がかかるし、ルイスが相対しているのは非常に熱心で才能あふれるニコだ。われわれはドライバーたちには競い合い、互いにプッシュし合ってほしいと思っている。2位で満足だと言うようなドライバーは見たくない。先頭に立てない時に、2人のドライバーには改善が必要だと訴え、パッケージの力を引き出す方法を見つけ出してほしいんだ。マシンからもチームからもね」

しかし、ハミルトンはエンジニアたちとのコミュニケーションの問題でないといい、彼自身が自分の中で答えを見つけるべだと感じている。

「エンジニアたちの問題じゃない。僕のフィーリングの問題なんだ」と彼は述べた。「正確な説明は難しいんだけど、週末は何かがかみ合わなかった。集中していないとか、焦点がずれているとかじゃない。クルマに対する信頼感の問題だ」

「ずっと過ごしたマクラーレンではクルマに100%の自信を持っていた。特にこのコース(モナコ)では自分の操るクルマを100%信じられることが必要だ。過去にはうまくいった。ただその自信を得るのに今は苦戦していて、遅いブレーキングができないんだ」

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