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予選を振り返るウィットマーシュ

M.S.
2012年5月14日 « 好結果にも油断はならずとドメニカリ | ペナルティに憤るマッサ »
予期していなかった厳しい結果 © Sutton Images
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マクラーレンのチーム代表を務めるマーティン・ウィットマーシュはスペインGP予選で燃料が少ないかもしれないとの疑いをいだきつつもルイス・ハミルトンをコースにとどめる決断を下したことを認めた。

自らの力でピットに戻り、定められている1リットルのサンプルを提出できるだけの燃料を積んでいなかったとスチュワードが判断したことから、ハミルトンは予選結果から除外された。グリッドの最後方から決勝をスタートしたハミルトンは力強い走りでポジションを上げたものの、8位でたった4ポイントの獲得にとどまっている。

マクラーレンは当初、ハミルトンのアウトラップで給油量が不足している可能性を疑っており、ピットに呼び戻してペナルティを回避できる機会があった。しかし、ウィットマーシュはハミルトンをコースにとどめるという難しい判断をしたという。

「私が手を上げた。燃料タンクは空の器でそこに燃料を入れればいいだけだと思う人もいるだろうが、実際はそれよりはるかに複雑だ。タンクを見てもバッフルやポンプ、コレクターといったさまざまなものしか見えない。4Gや5Gで比較的空に近い容器の中で最後の数グラムの燃料を回そうとしているからだ。だから、単純なことではないが、ミスを犯してしまった」

「正直に言えば、正確に何が起こったのかは分からなかった。想定していたより少ない燃料しかなかったことがデータで示されたが、データが正しいのかどうかも分からなかった。何らかの判断をする必要があり、私はルイスにポールになるチャンスを与えることを選んだ。私は彼がポールポジションを獲得できると信じていたし、それが彼にとって良いだろうと思ったのだ。その後も評価を続け、われわれは1リットルの燃料を提供しなければならないとの判断に達した。それがレギュレーションで定められており、われわれはサンプルを取られるだろうと分かっていたので、ルールに確実に従うことができるようにすることを決定し、(予選後にストップした)マシンから1.3リットルを得た。われわれの決断はそういったものだった」

「それが正しかったか否かはともかく、結果として科されたペナルティの厳しさをわれわれは予測していなかったと思うし、F1は後付の判断が盛んで、どこで間違ったのかを知らせる専門家によるたくさんの分析があった。しかし、事態が進む中で私はチーム代表としてゴーサインを出している。アドレナリンがつねに出ている中で何が起こっているのかを理解しようとし、10人から20人の人々がそれに向き合っていることを留め置いてほしいのだが、私はそのような状況の中、やってみようと言い、ラインを越えた後はモニターしようと言ったのだ」

「(モニターするのは)簡単なことではない。単にオイルゲージを入れてどのくらい燃料があるかを見るなどいうことはできず、非常に複雑なシステムだ。マシンを止めたとして3リッターか4リッターあれば、非常にばつの悪いことになっただろう。それでもやはり、私はとても困惑していた。それが挑戦で、そういった決断を下さなければならない」

ウィットマーシュはチームのエラーに対するハミルトンの反応に大変感銘を受けたと話し、スチュワードのペナルティには大変驚いたものの、彼とチームが全面的に裁定を受け入れたと述べている。

「私はルイスにポールになるチャンスを与えたかった。彼はそうできると思っていたし、言うまでもなく、実際にそうだった。レギュレーションにはサンプルを提出できるようにすると書かれており、われわれは提出できたので、このようなペナルティは予測していなかった。しかし、スチュワードに何が起こったかについてはコメントしても益がない。それに意見を述べても、私には意味がない。彼らは決断を下し、われわれはそれを受け、それに従ってレースした」

「土曜日の夜、ルイスはいつもとは違ったと思う。私は彼と何度も話し、彼がフラストレーションに耐えるべく示した成熟度の高さや、チームや私自身への彼からのサポートを本当にほこりに思う。そのことにとても感謝している」

「しかし、私はその時、彼に非常に難しいレースに正しいやり方で対処できるだけの制御力やバランス、成熟度が備わっているだろうことを感じた。2ストップ(戦略)はつねにチャレンジとなるが、彼はファンタスティックな走りでそれを成し遂げ、最大限に活用していくつかのポイントを持ち帰った。それがこのチャンピオンシップで重要なこと、貴重なポイントをただ集めるということなのだ。彼のレースはとてもしっかりとしたレースだった」

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